小学4年生のとき、入院していた大学病院の体育館で車いすバスケットボールの練習を見学したことがきっかけです。私は2歳のときに交通事故で歩く機能を失ったのですが、体育館でプレーしていた健常者のグループから「一緒にやってみない?」と誘われ、その場で体験させてもらいました。本格的に始めたのは、高校生になって茨城県水戸市にあるクラブチームに所属してから。大学に入学し、健常者の大学生とプレーするうちに、ジュニアの育成合宿からも声がかかるようになりました。2016年からは車いすバスケットボールチームの埼玉ライオンズに移籍して、天皇杯での優勝とパラリンピック出場を目指して日々練習に励んでいます。
ー 印象に残っている試合
2019年の「第18回High8選手権」の決勝戦です。対戦相手は私が所属する埼玉ライオンズと同様、日本代表選手を輩出している強豪チーム。結果は60-51で埼玉ライオンズが6年ぶり2回目の優勝を果たしました。私自身も埼玉ライオンズに移籍して初めての優勝で、「BEST5」と呼ばれる優秀選手に選ばれるなど、今までの努力が実を結んだ思い出深い大会になりました。
 
 
コロナ禍で練習が思うようにできず、自分のキャリアを見つめ直していたときに、Salesforce社員でデュアル・キャリアとして活躍しているパラテコンドーの伊藤力さんに話を聞く機会があったんです。そこで、Salesforceの平等を重んじる文化やそれに伴う支援制度が私の将来の方向性に合っていると感じ、Salesforceの一員になりたい!と思いました。前職からオンライン学習プラットフォーム「Trailhead」を活用していたこともあり、 入社後はSalesforceのユーザーに各種トレーニングを実施するTrailhead Academyに配属。Salesforce認定資格に関するお問い合わせ対応や、年に3回アップデートされる認定資格試験の管理・登録作業などを担当しています。とりわけ、資格のアップデートは日本の資格保有者やこれから受験されるお客様に大きなインパクトがあり、責任と共に大きなやりがいを感じています。
ー 仕事と競技の両立
勤務は月曜〜金曜の週5日。仕事と競技の時間がはっきり分かれているので、生活のリズムが作りやすくメリハリもあり、仕事も競技も集中して取り組むことができます。繁忙期は残業になってしまうこともありますが、競技の時間を削らないよう、仕事に優先順位をつけて業務時間内で完了させることを意識しています。終わらなかった仕事はチームメンバーがフォローしてくれますし、練習に行きやすい雰囲気を作ってくれるのでとても助かりますね。遠征の次の日などはリカバリーのための休暇を取得できるので、体調を崩すこともなくなりました。
 
 
入社した当初は、パラアスリートとして受け入れてもらえるのだろうか…という不安もありましたが、Salesforceには様々なバックグラウンドを持つ社員がいるので、すぐに溶け込むことができました。すべての人が諦めることなく、やりたいことに挑戦できる社風も気に入っています。こうした恵まれた環境を活かし、今後は競技だけでなく、英語スキルを身につけるなど仕事でのキャリアアップも目指していきたいです。
ー デュアル・キャリアを検討している方へのメッセージ
Salesforceでは仕事の量やペースを上司やチームと相談して決めることができます。社風もフラットで、自分のやりたいことにどんどんチャレンジできるのも魅力です。さらに、Salesforceが提供するTrailheadを活用すれば、アスリートとして活躍したあと、セカンドキャリアへ移行するための基盤づくりも可能!短時間で完了できるモジュールもあり、自分のペースで学習を進められるので、デュアル・キャリアで勉強時間の確保が難しい方でも時間をかけずに効率良くスキルアップできます。デュアル・キャリアにチャレンジし、夢の実現に向かって一緒に頑張りましょう。
 
 
主な実績