Agent Builder

エージェントの作成とカスタマイズが可能な、AIを活用したローコードビルダーです。エージェントの概要を入力するだけでOK。後はAgent Builderが作成をサポートします。他にも、プロコードツールを使えば、エージェントをさらに強化できます。

ジョブをトピックで定義する

Agent Builderには事前作成済みのトピックが用意されています。エージェントはこのトピックを利用して一般的なプロンプトやユースケースを処理します。Agent Builderがデータとナレッジ記事のメタデータとセマンティックの類似性を理解することで、これらのトピックを自動的に作成します。

AIが「イベントスケジュール調整」と「ユーザーとのインタラクションと好み」のトピックを自動生成します。ユーザーは、編集または承認の対象を選択できます。

人間にできることならAgentforceにもできます。日常的な言葉を使って、エージェントに実行してもらいたいタスクを簡単に説明してください。どのようなアクションを取る/取らない、いつ人間にエスカレーションするかを指示します。これにより、エージェントはビジネスルールとベストプラクティスに従い、人間が意図したとおりにタスクを実行します。

「イベントスケジュール調整」というトピックの名前と説明がAIによって生成され、ユーザーの確認と承認を待っています。

どのエージェントも、チーム内のエージェントの目標または目的を説明するロールから始まります。キャンペーンを作成するロールを持つものやサポートのトラブルシューティングをするロールを持つものなど、さまざまなエージェントがありますが、いずれにせよエージェントが24時間体制で対応すべきジョブの種類を明確にするためにロール(ペルソナ)を定義します。

エージェントの名前、ロール、会社、権限などの各種フィールド。Agentforceユーザーがそれぞれに入力できる。
AIが「イベントスケジュール調整」と「ユーザーとのインタラクションと好み」のトピックを自動生成します。ユーザーは、編集または承認の対象を選択できます。
「イベントスケジュール調整」というトピックの名前と説明がAIによって生成され、ユーザーの確認と承認を待っています。
エージェントの名前、ロール、会社、権限などの各種フィールド。Agentforceユーザーがそれぞれに入力できる。

インテリジェントなアクションの作成と割り当て

エージェントが特定の情報を取得したり、コンテンツを生成したり、応答を要約したりするために使用できる、事前設定されたプロンプトテンプレートを割り当てます。これらのプロンプトは、Prompt Builderで事前に作成し、Agent Builderで構成することができます。

エージェントが顧客向けのSMSメッセージとエージェントの応答を生成するためのプロンプトテンプレートのプレビュー。

エージェントは、ビジネスプロセスを自動化するために、あらかじめ構築されたフローを活用することができます。エージェントは、フローを呼び出し、その出力を使用して初期プロンプトに応答するように構成できます。また、フロー内からエージェントを呼び出すことで、さらに多くの作業を自動化することもできます。

テンプレートによってトリガーされるプロンプトフロー。「Get Experiences」「Experiences Loop」「Add Experience to Prompt」という一連のアクション。

Agent Builderでは、Apexを呼び出し可能なアクションとして構築された任意のビジネスロジックまたは自動化にエージェントがアクセスできます。エージェントは、既存のApexコールをトリガーして、プロセスの自動化とカスタムロジックのトリガーに役立てることができます。

Agentforceユーザーがチェックマークを付けて、トピックに追加するアクションの名前と説明のリスト。
エージェントが顧客向けのSMSメッセージとエージェントの応答を生成するためのプロンプトテンプレートのプレビュー。
テンプレートによってトリガーされるプロンプトフロー。「Get Experiences」「Experiences Loop」「Add Experience to Prompt」という一連のアクション。
Agentforceユーザーがチェックマークを付けて、トピックに追加するアクションの名前と説明のリスト。

エージェントの応答をテスト・監視

Agent Builderでは、エージェントがPlan Tracerのクエリにどのように応答するかをプレビューできます。テストプロンプトを送信し、エージェントがプロンプトを通じてどのように推論し、トピックを割り当て、適切なアクションを選択するかを確認できます。

ユーザープロンプトのプレビューと、ユーザーがトピックから外れたテーマについて質問したときにエージェントが応答する方法を定めたルール。

会話が特定のトピックから外れた場合、またはエージェントがプロンプトに十分に応答できない場合に、人間にシームレスに引き継ぐようにエージェントを構成できます。価格の問い合わせ、重大度に関するエスカレーション、トピックから外れた質問などは人間にエスカレーションできます。

「Human Handoff」トピックは、エージェントがケースを人間に引き継ぐタイミングに関する命令とアクションを設定する際に使用します。
ユーザープロンプトのプレビューと、ユーザーがトピックから外れたテーマについて質問したときにエージェントが応答する方法を定めたルール。
「Human Handoff」トピックは、エージェントがケースを人間に引き継ぐタイミングに関する命令とアクションを設定する際に使用します。

AI Agent Builderに関するFAQ

AIエージェントは、データ収集、モデルトレーニング、自然言語処理、強化学習を通じて構築されます。これらの手法を活用することで、開発者は人間の言語を理解し、情報に基づいた意思決定を行い、明確な目標を達成するための行動をとることができるインテリジェントなエージェントを構築できます。SalesforceのAgent Builderを使用すると、エージェントをシンプルかつローコードの方法で構築できます。

Agentforceはさまざまなビジネス機能に適用して、効率と顧客体験を向上させることができます。カスタマーサポートの自動化から営業プロセスの合理化、マーケティングコンテンツの生成、Eコマースサイトの保守まで、Agentforceはあらゆる業界やユースケースに合わせて構築およびカスタマイズできます。

Salesforceには、企業が顧客のケースを24時間年中無休で対応するのに役立つAgentforce Service Agentが事前に構築されており、ストアフロントを最適化するためのマーチャントエージェントが用意されています。また、営業パイプラインの最適化を支援するために、Sales Development RepresentativeとSales Coachという2種類の営業エージェントを近日中にリリースする予定です。

SalesforceのAI Agent BuilderをはじめとするAIエージェントビルダーは、AIエージェントの作成と展開を簡素化するツールです。データソースの管理、実行するジョブとアクションの作成、エージェントのパフォーマンスの監視などに使用できる、ユーザーフレンドリーなローコードツールです。