7,700人以上の営業関係者を対象に実施した調査「営業推進部門の最新動向」によると、パフォーマンスが高いチームのAI導入率は、低いチームの約2倍でした。
本記事では、どのような業務にAIが使えるのか。7つのシーンをサマリーでご紹介します。
本記事と連動するeBookでは、詳細な活用例とSalesforceが提供するAI機能や具体的な活用イメージを想像しやすいように画面イメージ、AI導入に向けた4つのステップもご覧いただけます。ぜひ、下記eBookも合わせてご活用ください。
eBook「AIを活用して成約件数を増やす7つの方法」
目次
1. リードの評価を自動化
有望な見込み顧客(リード)を選定することに苦労している方も多いでしょう。人的に、そしてアナログで受注率が高いリードを導き出すのは至難の業です。
AIはこの業務をサポートします。
例えば、AIを組み込んだチャットツールをWebサイト上に置くことで、AIが自動に問い合わせ者の興味や関心度合いを収集・分析。その確度が高ければ、AIが担当者との打ち合わせを見込み顧客に提案し、セッティングまでを自動実施します。打ち合わせの当日は、AIが収集した情報を元に、見込み顧客と会話ができ、多くの時間を効率化できます。
SalesforceのAI機能「バイヤーアシスタント」でできること
見込み度合いの高い顧客を優先的・効率的に対応しましょう
2. 案件の優先順位を決定
複数の案件を同時進行している中で、「どの見込み顧客、商談から進めるべきなのか?」の判断が難しい局面があります。
そんな時は、大量の過去実績データを元に、AIが優先すべき案件をスコア形式で教えてくれます。
AIはデータが蓄積されたCRM(顧客管理システム)を元に、成功または失敗した案件の共通点を見出しています。そして、成約につながる可能性を予測するモデルを作成し、スコアによるランク付けを行います。
「Einsteinリードスコアリング」「Einsiten商談スコアリング」の画面イメージはこちら
AIによるスコアリングを駆使して、案件の優先順位付けをしましょう
3. パーソナライズされたメールを作成
お客様ごとの興味・関心内容に合わせたメールを作成することは重要ですが、同時に多くの時間を費します。いかにパーソナライズされた魅力的なメールを短時間で作成できるかは、営業担当者にとって大切なスキルです。
SalesforceのAI機能の一つである「セールスメール」は、CRMのデータを用いてメールを自動作成してくれるため、汎用的ではないお客様ごとにパーソナライズされたメールを書くことができます。
生成AIでどれほどメールを個別化できるのかを見る
メールの下書きはAIに。人間は最後のチェックだけをして効率化しましょう
4. 商談の準備を瞬時に実現
初めての商談は、営業担当者としてしっかりと準備していきたいものですよね。しかし、業界情報や企業情報、担当者の情報を一から調べて読み込むには、多くの時間を費やしてしまいます。
この商談準備にも、AIは役立ちます。会話型AI「Einstein Copilot」に自然言語で聞きたいことを尋ねると、瞬時に回答が返ってきます。例えば「この顧客について知っておくべき重要な情報を教えて」と聞けば、「Einstein Copilot」は瞬時に商談前に必要な情報を抜粋して提供してくれます。
「Einstein Copilot」が実現する6つの業務を見る
担当者もマネージャーも、AIの力で業務を効率化
5. 商談の議事録を自動作成。
お客様との商談には重要な情報がぎっしりと詰まっています。ただ、その内容を聞き取ることと、議事録に残すことを両立するのは、困難です。
「Einstein会話インサイト」を使うと、詳細な議事録とそのサマリーを自動作成します。さらに、「予算」や「納期」など、定めたキーワードを抽出してくれ、受注までのプロセスにおいて重要なキーワードを見落とさないようにしてくれます。
「Einstein会話インサイト」活用事例ウェビナーを見る
実際にどう使うのか?どうやって成果を出すのか?を学ぶ
6. CRMの更新を自動化
営業担当者の69%は、「以前と比べて業務が大変になった」と回答しています。
営業活動においてデータは重要ですが、全ての営業活動を記録しデータ化するとなると、より大きな業務負荷を感じることになるでしょう。
しかし、「Einstein活動キャプチャ」や「Eintein Copilot」を用いることで、自動でCRMのデータ更新が可能になります。さらに、データを分析し、リスクの高い案件へのフラグ立てや商談の見極めもできます。
「Einstein活動キャプチャ」でどのようにCRMの自動更新がされるかを知る
記録はAIに任せて、目の前の商談に集中できるようになります
7.リアルタイムのガイダンスを活用して、商談をスピーディに成約
注力顧客に対しては、多様な販売戦略を立てることも珍しくありません。しかし、顧客企業の動向や、自社チームの戦略を毎回タイムリーにキャッチアップし、柔軟に戦略を練り直すことは簡単ではありません。
AIが得意とする大量のデータを分析する力を活用することで、今まで以上に「顧客企業」「自社」の双方に合った戦略やアクションプランを立てることができます。
例えば、「Aという企業の商談成約に向けたプランを作成してください」と伝えれば、実施すべきアクションや、いつまでに行うべきかの期日も合わせて、AI「Einstein」が教えてくれます。
「Einstein Copilot」でどのように商談プランを策定するかを見る
より良い販売戦略をAIとともに考えましょう