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API 主導のインテグレーションがもたらす効果を算出

開発者はプロジェクトごとに同じコードを再構築するのではなく、API、テンプレート、システムコネクター、コードの共通部分などのインテグレーションに必要な資産を再利用することで、開発からデリバリーまでの期間を大幅に短縮できます。

MuleSoft が最近公開した「インテグレーションの価値を可視化する方法」というホワイトペーパーでは、「今日のデジタル経済で先陣を切る企業と遅れを取る企業とを決定付ける重要な要素はインテグレーションである」ことを明らかにしました。しかし、完全なコネクテッド組織の重要性の高まりは誰もが認めているが、多くの企業がその実現に苦労しています。その原因は、「ビジネス部門と IT 部門の連携が不十分であること」、そして「優れたインテグレーションが生み出す価値が明確に理解されていないこと」にあります。 

価値の算出フレームワーク

こうした課題に対処するため、MuleSoft 独自のインテグレーション価値を算出するためのフレームワークを導入しました。このフレームワークは、プラットフォームのメリットとビジネスの(金銭的な)成果という、異なるが相互に補完し合う 2 つの価値に分け説明しています。プラットフォームのメリットとは、優れたインテグレーションにより生まれる直接的な価値です。一方、ビジネス成果とは、プラットフォームのメリットから得られるビジネス機会のことです。すなわち、間接的な価値と言えます。

MuleSoftがAPI管理とiPaaSの
業界リーダーであり続ける理由とは?

それぞれの価値は、「因果関係のある価値」と「相関関係のある価値」としてとらえることができます。スピードを例に、価値の算出してみましょう。

開発者はプロジェクトごとに同じコードを再構築するのではなく、API、テンプレート、システムコネクター、コードの共通部分などのインテグレーションに必要な資産を再利用することで、開発からデリバリーまでの期間を大幅に短縮できます。これがプラットフォームのメリット のひとつである「再利用によるデリバリーの高速化」です。 

インテグレーションのデリバリーをより短縮した結果、アプリなどのの市場投入も高速化します。それがビジネスの成果にプラスの影響 (競合に先んじた市場投入) をもたらします。

MuleSoft を利用してみる

MuleSoft の Catalyst Mobilize チームは経験豊富な IT と戦略のコンサルタントを擁しています。インテグレーション戦略が組織にもたらす金銭的かつ非金銭的な価値の算定をサポートしています。このチームは価値シミュレーターを公開しており、企業がインテグレーション戦略を立案する際に、その ROI を予測するために役立ちます。シミュレーターにわずかな情報を入力するだけで、①プロジェクトの高速化と②運用・保守作業の軽減がもたらす影響を算出できます。

インテグレーションの実現がうみ出す価値は、波及効果も考えれば数多くありますが、この価値シミュレーターが測定するのは上記の 2 つのみ (いずれもプラットフォームのメリット) を対象としています。

  • プロジェクトの高速化:
    • 測定項目:
      • ソフトウェア開発ライフサイクル (SDLC) の効率性:設計から運用までの統合 SDLC をよりスピーディに実行
      • 再利用可能な資産:SDLC 全体での再利用可能な資産の開発・利用による、あらゆるインテグレーションプロジェクトの迅速化の実現
  • 保守業務の削減:
    • 測定項目:
      • 運用の効率性:MuleSoft などの1つの管理画面でスイート全体をコントロールすることにより、「システムの最適かつ安定した稼働の継続に必要なコスト」 (KTLO: Keeping The Lights On) と「アップデートのためのコスト」の劇的な削減
      • 再利用可能なアセット:カスタム、重複、ポイント・ツー・ポイント型コードのない、安全かつ拡張性のあるインテグレーションに必要な資産の維持

MuleSoft Value Calculator (英語) を使って、再利用可能な資産が組織内のプロジェクトのスピードおよび保守業務に与える影響と、優れたインテグレーション戦略の価値を確認してください。

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