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データを自由に活用するためのMarketing Cloudの7つの新機能

データを自由に活用するためのMarketing Cloudの7つの新機能

今回リリースされた最新版のMarketing Cloudには、顧客や チームとのつながり方を最適化する新機能が搭載されています。

マーケターのためのデータ分析と最適化の黄金時代は目前に迫っています。それはデータの価値をエコシステム全体に拡大できる時代であり、マーケティングチームとEコマースチームが足並みを揃えて連携する時代であり、メールとモバイルを通じてより強力な顧客エンゲージメントを実現する時代です。 

しかし、このデータにもとづく進化には、いくつかの障壁も存在します。Salesforceの『マーケティング最新事情』レポート最新版によると、昨年の全体的なマーケティングパフォーマンスとマーケティング投資による成果に完全に満足している「パフォーマンスが高いチーム」は14%しかいません。 

マーケターがイノベーション戦略を推進する際に、特に役立つ要素は3つあります。 

  • 適切な統計値を利用する
  • データソースを容易に接続し、チャネル全体で的確にエンゲージメントを確立する
  • 変化する業界のプライバシールールに準拠しながら、チーム間の縦割り構造も含めてエコシステムに埋もれているデータを開放する 

顧客向けにSpring ‘22のリリースで公開されたMarketing Cloudの最新版では、マーケターがデータの効果を存分に活用できるように支援します。ここでは、今年のイノベーションを後押しする7つの新しい機能について詳しく解説します。 

1.Marketing Cloud Intelligence ReportsおよびMarketing Cloud Intelligence Reports Advancedの新しいメールフィールド

Marketing Cloud Intelligence Reports for Marketing Cloudでは、マーケターがメールメッセージングを最適化するための新しいフィールドを複数導入しています。新しい22個のフィー ルドは、以下のような機能をもたらします。 

  • デバイス、クライアント、オペレーティングシステム、ブラウザーごとにメールのパフォーマンスをモニタリングする 
  • バウンスタイプ、リンクごとのクリック数、合計クリック数や開封数とともに、コンバージョン、購読解除、苦情、クリックイベントの停滞などの詳細な指標により、エンゲージメントを最適化する 
  • レポートを容易に視覚化、分析、共有する 

詳細については、デモ(英語)をご覧ください。

2.モバイルアプリ向けのリアルタイム行動エンゲージメント

マーケターは、独自のトラッキング、クエリ、インポートを実施し、モバイルエンゲージメントにもとづいてリターゲティングを行っていました。Marketing Cloud最新版のモバイル関連の機能強化により、ユーザーはモバイルのプッシュ通知やアプリ内エンゲージメントを通じて顧客の行動を把握し、カスタマージャーニーを容易に調整できます。 

新たな機能は以下のとおりです。 

  • アプリ行動を利用してユーザーを適切なジャーニーに導き、有意義なエンゲージメントをもたらす 
  • プッシュ通知やアプリ内の行動からユーザーのジャーニーを調整することで、リアルタイムで対応し、メッセージの関連性を保つ 
  • アプリデータの収集や、データエクステンションを使用したジャーニーの調整作業から開放する 

詳細については、デモ(英語)をご覧ください。 

3.AppExchangeでの新しいパートナー統合

パートナーは、マーケティング戦略を成功に導くために不可欠です。そのパートナーと連携する場合、プラットフォームのセキュリティ確保がますます重要になります。Marketing Cloud Customer Data Platform + AppExchangeでのパートナー統合により、オープンエコシステム のさらなる可能性を広げ、顧客データを拡張できます。 

Salesforce AppExchangeとの統合により、パートナーのオープンエコシステムにアクセスして 以下のようなメリットを得られます。 

  • パートナーのオープンエコシステムに接続することで、Marketing Cloud Customer Data Platformの効果をさらに広範囲で活用する
  • アイデンティティ、データの充実化、分析、アクティベーションのためにパートナーを活用する 
  • あらゆるやり取りの理解を深め、エンゲージメントを確立し、パーソナライズのためのソリューションを見出す 

詳細については、デモ(英語)をご覧ください。

4.Marketing Cloud Customer Data PlatformとJourney Builder間のBusiness Unit Aware統合

多くのマーケターは、急速に拡大する組織で働いています。あるいは、複数の地域で複数のブランドを展開する組織に所属し、それぞれが個別に顧客基盤を確保しているケースもあります。新しいBusiness Unit Aware統合により、マーケターはMarketing Cloud Customer Data PlatformとMarketing Cloudを統合する際に、ブランドと地域的な境界を保持できます。 

Business Unit Aware統合には、以下の用途があります。 

  • ビジネスユニットを利用し、Marketing Cloud Customer Data Platform内でそれらの関係を明らかにすることで、顧客レコードをMarketing Cloudの特定のブランドや地域と一致させる 
  • アクティベーション時にビジネスユニットの連絡先マッピングを取得することで、ジャーニー構築活動を合理化し、よりパーソナルでターゲットを絞り込んだ顧客体験を実現する 
  • Marketing CloudとMarketing Cloud Customer Data Platformとともに、ブランドと地域全体で、コードを使用することなく連絡先データをシンプルに管理できるようにする 

注:この機能については早期導入企業で現在テスト中です。テスト終了後に全体公開の予定です。

5.Marketing Cloud IntelligenceのEコマース向け機能強化

デジタルファーストで体験を重視する現代の顧客は、その大部分が「企業が提供する体験は製品・サービスと同じくらい重要だ」と回答しています。この期待に応えるために、Eコマースチームとマーケティングチームは一丸となって活動しなければなりません(英語)。しかし、このビジョンは必ずしも現実的ではありません。多くの場合、これらのチームは縦割り構造のプラットフォームで仕事を進めており、データが分断されているため、互いに連携して顧客体験のパーソナライズを促す機会を失っています。 

今回のMarketing Cloudリリースでは、こうしたマーケティングパフォーマンスとEコマース成果を一致させるために、Marketing Cloud Intelligenceに一連の機能強化を導入しています。これらの機能強化により、デジタルチームを連携させ、インテリジェンスを活用することで、顧客体験をパーソナライズし、ROIを高めて、売上向上を果たすことができます。 

新たな機能は以下のとおりです。 

  • 新たなEコマースデータモデルを導入したSalesforce Order Management、Amazon Vendor Central Inventory、Amazon Seller Central向けの新しいコネクターにより、マーケティングおよびEコマースデータに容易にアクセスして調整できる 
  • マーケティング活動を製品レベルの注文と結びつけ、広告費用の回収率(ROAS)、収益、返品、キャンセルを分析できる 
  • Eコマースの営業およびマーケティングキャンペーンを時系列で分析し、どのマーケティングプログラムがどの製品販売を促進したか明らかにすることで、あらゆるタッチポイントで顧客体験をより効果的にパーソナライズできる 

詳細については、デモ(英語)をご覧ください。

6.Marketing Cloud向けの新しいEinsteinイノベーション 

人工知能(AI)を活用してメッセージを送信しているマーケターのエンゲージメント率は22%向上(英語)しています。Einstein AIは、Marketing Cloud Account Engagement (旧 Pardot)で適切な数のメッセージを送信し、Automation Studioでメッセージを適切なタイミングで送信し、Marketing Cloud Intelligenceでメディア計画を最適化することで、マーケターが豊富な情報にもとづいて意思決定を下せるように支援します。 

新たな機能は以下のとおりです。 

  • マーケティングコミュニケーションの最適な送信頻度を把握し、オーディエンスを自動的に分類してタイムリーなコミュニケーションを実現する 
  • AIをAutomation Studioに適用することで、どのキャンペーンでも購読者にとって適切なタイミングでメッセージを送信できる 
  • Marketing Cloud IntelligenceのMedia Planning Centerで、各チャネルの支出割り当てとともに、メディア計画を自動的に作成することで、準備時間を短縮できる 

詳細については、デモ(英語)をご覧ください。 

7.Account Engagement Open Activity Audit 

絶えず変化するプライバシー環境では、メールキャンペーンの成功を判定するための指標も常に流動的です。今後のMarketing Cloudリリースでは、Account Engagementの最新機能を使用してメールマーケティング戦略を進化させ、重要な指標に集中できます。 

Opens Activity Auditでは、Engagement Studio、Automation Rules、Dynamic Listsでメールの開封に使用している場所を特定し、マーケティングプログラムの優先順位付けと変更管理を支援します。 

この機能は、以下の効果を発揮します。

  • 開封率の追跡箇所を明らかにし、AppleのMail Privacy Protectionに備えることで、メールマーケティングを監査できる 
  • クリック数、コンバージョン、獲得した収益を追跡することで、影響の大きいプログラムのアップデートを開始できる 
  • アプリ内のバナーアラートにより、最新の業界ニュースや変化について常に豊富な情報を取得できる 

詳細については、デモ(英語)をご覧ください。 

顧客データの基本やマーケティングでの活用方法をより詳しく知りたい方はこちらの動画も併せてご覧ください。

データファーストのマーケティングとは?

わかりやすいアニメーションで顧客データの基本を学び、マーケティングでの活用方法をマスターしましょう。

Sara Fefferman

Sara Feffermanは、サンフランシスコを拠点に活動する製品マーケティングマネージャーです。Marketing Cloudのリリースマーケティングをサポートしています。

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