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【Slack活用術】あの人はどう使っている?インフルエンサーに学ぶビジネスコミュニケーションの秘訣

【Slack活用術】あの人はどう使っている?インフルエンサーに学ぶビジネスコミュニケーションの秘訣

ビジネスコミュニケーションの質やスピードを変革させ、業務の生産性を向上させる「Slack」。各業界の最前線で活躍しているインフルエンサーたちは、Slackが持つ多様な機能をどのように使いこなしているのでしょうか。彼らの効果的なSlack活用術をご紹介します。

「AI を活用した仕事のためのプラットフォーム」として急速な広がりを見せているSlack。リアルタイムでコミュニケーションを取ったり、情報共有をスムーズに行ったりできる点が魅力のプラットフォームです。さまざまな業務に役立つ機能が充実していることもあって、独自のやり方でSlackを活用している企業も少なくありません。

本記事では、Slackを便利に使いこなしている5名のインフルエンサーに登場いただき、彼らがどのようにSlackを活用し業務の生産性アップを実現しているのか、そのノウハウをご紹介していきます。

インフルエンサーのSlack活用法を紹介

「Slackチャンネル」を整理して生産性をアップ

けんすう氏の写真

けんすう(@kensuu
起業家

アル株式会社代表取締役、nanapiの運営会社元社長/共同創業者。nanapi事業を継承したSupership元取締役。掲示板したらば運営会社の元社長。着せ替えできるNFT「sloth」など様々なサービスを立ち上げている。

当社では、「Slackのチャンネルは入ったら抜けづらい」を防ぐために、「不要なチャンネルを削除する、抜けるタイム」というのを全社で設けていします。「興味あるからなんとなく入った」チャンネルなども、「抜けるのは悪い気がするよね」というケースもありますし、「もうこれは使わないな」というのもなんとなく削除しづらかったりします。

しかし、不要な情報が多すぎると、注意が分散して生産性が下がってしまいます。不要なチャンネルにも関わらず、「投稿があればなんとなくチェックしちゃう」ということが起こりますし、チャンネル数が多いと「これはどこに投稿すればいいんだ」と迷ってしまう原因にもなります。

チャンネル削除や抜けることを全社で一斉にやることで、罪悪感なく効率化ができます。また、会社としてこれをやることで「削除や抜けることは悪いことではないんだ」というメッセージにもなります!

「気づきや学び」の共有で、フルリモートでも強い組織づくりを実現

笹田裕嗣氏の写真

笹田裕嗣(@sasada_36
営業支援会社社長

株式会社営業ハック 代表取締役社長。大学在学中の20歳から営業キャリアをスタート。「営業で悩む人を0にする」をミッションに、スタートアップの経営、営業コミュニティの運営、営業代行事業などを行う。

私が社長を務める営業ハックは、完全フルリモートでテレアポ代行事業を行っている組織のため、個人のナレッジやコツ、気づき・発見を知ることが圧倒的に少ない働き方です。

私が昔いた営業会社であれば、隣りで誰かが電話をかけていて、後ろでは誰かがロープレ。近くのブースでは誰かが上司に詰められているというのが日常茶飯事で、誰かの声やアドバイスが自然と耳に入ってくる環境でした。つまり、出社していれば、どこからか学びのヒントを得られました。

しかし、リモートワークでは「自然と情報が流れてくる」ことが少ないため、気づきや学びや発見を共有する箱をいくつも作っています。
例えば、弊社の名前に掛けた「みんなの営業ハック」というチャンネルでは自分の気づきや発見を共有するチャンネルがあります。また、日々の振り返りを必ず日報として提出してもらっていますが、これをSlackのワークフロービルダーを使って共有できる仕組みにしています。全員の日々の取り組みや気づきをワークフローで提出してもらうことで、”目から入ってくる学び“を増やしています。

Why Slack?【初心者向け】

Slackを使うとどのように働き方が変わるのか?なぜ、生産性が上がるのか?
このウェビナーでは導入企業の声から、そのヒントを見つけることができます。

大切な情報を見逃さない工夫で、生産性低下を防ぐ

Koichi Sugimoto氏の写真

Koichi Sugimoto(@koichi2905
ザ法人営業

エンタープライズ営業や戦略アライアンスなど、上場企業を始めとする大企業向けの営業に従事してきた法人営業のプロフェッショナル。法人営業顧問、アドバイザーのほか、セミナー登壇や講演なども多数行う。

ビジネスシーンで便利で不可欠なSlackですが、「あとでみよう」と隙を見せた瞬間、もうその投稿がどこに行ったかわからなくなることありませんか? 膨大な投稿に埋もれて見つからないんですよね。

そうならないよう「あとでみよう」と思った時に効果的な方法を2つご紹介します。

①すぐに「後で」にブックマークする

後でみようと思った瞬間、とにかくすぐ長押しをして、「後で」にブックマークする、を選択しましょう。

Slackの画面キャプチャー:「「後で」にブックマークする」をクリックする

ホーム画面から「後で」のタブを見返すだけです。最新順から並びますので後で振り返りましょう。

②投稿のリプ欄にToDOを書いて下書きのまま残す

投稿のリプ欄にToDoと合わせて書いておくことをお勧めします。例えば「あとでチェックしてチームに共有する」などです。

Slackの画面キャプチャー:投稿のリプ欄にTodoを書いておく

あとで見返したい場合はもちろん、何かのアクションを伴う場合に有効な方法です。

こうしておくと、ホーム画面のタブに「下書き&送信済み」というタブに下書きが残っていて後でこちらを見返せば忘れることはありません。

Slackの画面キャプチャー:「下書き&送信済み」をクリック
Slackの画面キャプチャー:「下書き&送信済み」にリプ欄にTodoを書いたものが残る

ぜひ皆さんもお試しください!

スタンプの活用で、チームのコミュニケーションを円滑に

石黒卓弥氏の写真

石黒卓弥(@takaya_i
LayerX CCO

NTTドコモに新卒入社後、マーケティングのほか、営業・採用育成・人事制度を担当。2015年1月、60名のメルカリに入社し人事部門の立上げ、5年で1800名規模までの組織拡大を牽引。2020年5月LayerXに参画。

当社のSlack活用の特徴として、チャンネルのPublic率の高さとSlackスタンプの多様さ(多用さ)があります。

当社では「情報の透明さ・オープンさ」を大切にしているため、経営会議の議事録も公開。とにかくオープンな場所で議論が進みます。Slackは非同期でもどんどん議論が進み、スタートアップの最大の強みである「スピード」を加速させます。

スタンプ活用については、とにかくリアクションが多い会社です。社員の言葉を借りれば「スタンプは福利厚生」というレベルで、これはとてもポジティブな影響があります。

スタンプの例として、「NoじゃなきゃGo」というスタンプがあり、迅速な意思決定や合意形成に非常に役立ちます。このスタンプは、発言に対して「問題がなければ進める」という意味を持ち、速やかに意見を表明できます。

「NoじゃなきゃGo」スタンプは、一例ですが、Slackのスタンプコミュニケーションはチームのコミュニケーションを円滑にし、迅速な意思決定をサポートする強力なツールです。

DM禁止、分報『times』の活用で情報格差を解消。仕事のスピードアップに

鹿野壮氏の写真

鹿野壮(@tonkotsuboy_com
プロダクトエンジニア

九州大学芸術工学部音響設計学科を卒業後、Ubie株式会社でプロダクト開発の業務に携わる。勉強会・技術SNS・X(旧Twitter)などで積極的に技術情報を発信中。著書に『JavaScript コードレシピ集』(技術評論社)など。

Ubieに入社して驚いたSlackの使い方が2つあります。それは、「DM禁止」と「全員に作られるtimes」です。

Ubieでは、SlackのDM(ダイレクトメッセージ)は禁止。「あらゆる情報が開かれており、求めれば無条件に得られる状態である」という原則があり、DMを送ったとしても「publicでお願い」と返されます。

同様の理由から、センシティブな情報以外のプライベートチャンネルもありません。DMやプライベートチャンネルがよく使われる環境の場合、一部の人しか知らない状態で仕事の話が進むことがよくあります。そういったクローズドな環境ではないため、全員がフラットに情報にアクセスできて、居心地がよいです。

全員に準備されるtimesも特徴的。Slackでは、自分のメモやちょっとしたつぶやきをする場所として、timesチャンネルがよく使われています。

自分でチャンネルを開き、使うも使わないも自由な場所として運用されていることが多いのではないでしょうか。 Ubieでは入社時に(というより入社前から)会社側からtimesが作られます。

入社初日にはすでに多くの社員から歓迎のコメントが投稿されており、自分も最初から気軽にtimesに投稿ができました。プライベートな投稿はもちろん可能なのですが、どこに聞いたらいいかわからない質問を投げられるのがとくに便利。

よくある「まずググれ」ではなく、「ググる前に聞け」という文化があるので、気になることをすぐに聞いてすぐに疑問が解消。仕事のスピードが大きく向上します。

(参考) 私のtimesの最初の投稿

Why Slack?【中級者向け】

「会話とコラボレーション」,「自動化」,「AI」の3軸でSlackを活用する企業事例をご紹介します。生産性向上の具体例を知りたい方、ぜひご視聴ください。

まとめ

本記事では、第一線で活躍するインフルエンサーたちがSlackを活用する具体的な方法を紹介しました。Slackを使うことで、コミュニケーションがスムーズになり、情報の管理や共有を効率的に行うことができます。

また、このSlackに「AI革命」をもたらすSlack AIも新たに登場し、さらなる業務の効率化が可能になりました。

Slack AIは、「チャンネルの要約」、「スレッドの要約」、「回答の検索」という3つの機能がリリースされていて、大量のメッセージの中から重要な情報をすばやく見つけ出し、チーム全体の生産性をかつてないほどに向上させることができます。もちろん取り扱うデータの安全性にもしっかりと配慮されているので安心。

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