マーク・ベニオフ
会長 兼 CEO、共同創業者
会長 兼 CEO、共同創業者
マーク・ベニオフは、Salesforceの会長 兼 CEO、共同創業者であり、クラウドコンピューティングのパイオニアです。ベニオフのリーダーシップの下、Salesforceは世界第3位のエンタープライズ・ソフトウェア企業、世界最大のエンタープライズ・アプリケーション企業に成長しました。
ベニオフは、Forbes誌の「Innovator of the Decade(この10年を代表するイノベーター)」に選ばれたほか、Fortune誌の「World’s 25 Greatest Leaders(世界で最も偉大なリーダー25人)」、ハーバード・ビジネス・レビュー誌の「10 Best-Performing CEOs(世界のCEOベスト10)」、CNN Business誌の「CEO of 2020(2020年のベストCEO)」、Chief Executive Magazine誌の「2022 CEO of the Year(2022年度のCEOオブ・ザ・イヤー)」に選ばれています。ベニオフは、Salesforceとフランスとの長年にわたる関係と、パンデミックの際のフランス領ポリネシアへの支援が評価され、フランスで個人に贈られる最も名誉ある賞の1つである「レジオンドヌール勲章シュヴァリエ」を受章しました。2024年には、エール大学レジェンド・イン・リーダーシップ賞とコリン・パウエル特別リーダーシップ賞の両方を受賞しました。2019年、ベニオフは全米工学アカデミーの会員に選出されました。さらに、平等性に対するリーダーシップが評価され、GLAADの「Billie Jean King Leadership Initiative」を、Variety(バラエティ)誌の「EmPOWerment Award」を受賞しています。2020年、彼と妻のリンは積極的な社会参画活動が評価され、「George H.W. Bush Points of Light Award」を受賞しました。
ベニオフは1999年にSalesforceを設立し、現在、同社は従業員7万人以上を擁するフォーチュン150企業であり、「信頼」「カスタマーサクセス」「イノベーション」「平等」「持続可能性」という5つのコア・バリューを掲げています。同社は、フォーブス誌の「最も革新的な企業」、フォーチュン誌の「最も働きがいのある会社」、フォーチュン誌の「世界で最も尊敬される企業」第10位に選ばれています。
ベニオフは、優れた製品を開発するだけでなく、世界に良い影響を与えることを目指してSalesforceを設立しました。ベニオフは、創業初日に「1-1-1」という社会貢献モデルを考案し、25年前の創業以来、Salesforceの株式、製品、従業員の時間の1%をコミュニティに還元してきました。また、ベニオフは現在、20,000社以上が1-1-1モデルを採用しているPledge 1%運動(英語)の共同創設者であり、TIMEのオーナー兼共同会長です。
社会貢献:ハワイ、医療、教育など
ベニオフと妻のリンは、医療、環境、公教育、ホームレス問題に社会貢献活動の重点を置いています。ベニオフ夫妻は、サンフランシスコとオークランドにUCSFベニオフ小児病院を建設するため、カリフォルニア大学サンフランシスコ校に2億5,000万ドル以上を寄付した。2024年、ハワイ史上最大規模の個人寄付として、ベニオフ夫妻はハワイ島とオアフ島の医療センターに1億5,000万ドルの寄付(英語)を行うことを発表しました。この寄付により、ヒロ・ベニオフ・メディカルセンターとストラウブ・ベニオフ・メディカルセンターと改名された2つの医療センターは、医療へのアクセスを拡大し、クリティカルな治療領域におけるケアを構築し、UCSFヘルスとの継続的なケアパートナーシップをサポートできるようになります。
ベニオフ夫妻はまた、カリフォルニア大学サンタバーバラ校にベニオフ海洋イニシアチブ、UCSFベニオフ・ホームレスネス&ハウジング・イニシアチブ、UCSFベニオフ前立腺がん研究イニシアチブ、UCSFベニオフ・マイクロバイオーム医学センターを設立し、スタンフォード・マイクロバイオーム治療イニシアチブの創設資金を提供しました。
世界経済フォーラム(WEF)評議員会のメンバーであるベニオフは、1兆本の樹木を保全、再生、育成する世界的な運動である1t.org(英語)とWEF Friends of Ocean Actionを共同設立しました。また、サンフランシスコにあるWEFの「第4次産業革命フォーラム・センター」の初代議長も務めています。
ベニオフはTIMEのオーナー兼共同会長であり、200以上の投資実績を持つ大手投資会社TIME Venturesの創設者です。また、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー「Trailblazer: The Power of Business as the Greatest Platform for Change(邦題:トレイルブレイザー:企業が本気で社会を変える10の思考)」の著者でもあります。
Salesforceの設立以前は、オラクルに13年間在籍し、同社で史上最年少の副社長に就任しました。14歳のとき、初めて作ったソフトウェア「How to Juggle」を75ドルで販売し、15歳で最初の会社となるビデオゲーム制作会社「リバティ・ソフトウェア」を設立しました。
ベニオフは南カリフォルニア大学で経営学の学士号を取得し、現在は同大学の理事を務めています。2014年、南カリフォルニア大学はベニオフに名誉文学博士号を授与しました。