米国赤十字社

Salesforce のおかげで、私たちにとって最も重要な財産、つまり赤十字社の活動を支えているボランティア、提携組織、支援者の方々と常につながりを保てるようになりました。”

CIO Ronnie Strickland 氏
 

Salesforce を活用し、すばやく救護活動を展開

米国赤十字社にとって何よりも重要なこと、それは苦しんでいる人々を助けることです。 1881 年に設立された米国赤十字社は、緊急時の救護や予防対策を行う代表的な組織として、さまざまな救援活動や防災活動、養成活動に取り組んでおり、毎年数百万人もの人々に支援を提供しています。 赤十字社が設立された当初、遠方とのコミュニケーション手段と言えば電報が中心でしたが、時代は大きく様変わりしました。 現代の赤十字社は、救護活動の対象となる人々、そして赤十字社の活動に欠かせないボランティアと密接なつながりを保つために、Salesforce を活用しているのです。

CIO の Ronnie Strickland 氏は次のように話します。「Salesforce は、地域貢献活動に欠かせない存在です。 おかげで、一致協力して支援にあたることができています」

赤十字社が Salesforce を使い始めたのは、ボランティアや資金提供者、献血者、受血者とのコミュニケーションを効率化するためです。 国内の 150 の提携組織や 500 の現場組織から集めた情報を Sales Cloud に取り込むことで、支援者やボランティアとの関係構築、礼状の送付、緊急時の情報発信を簡単に行えるようになったといいます。 「支援者やボランティアは、赤十字社の精神そのものです。 私たちと彼らの距離が近づけば、その分だけ社会に対して大きな貢献ができることになります」

こうしたやりとりがクラウドで行われることになったことで、緊急時には、ボランティアがすぐさま活動を開始できるようになりました。 私物のスマートフォンや iPad から Salesforce にアクセスし、救護活動を組織するのです。 Salesforce の導入は、コストの削減に貢献するだけでなく、新人ボランティア研修時の IT 担当者の関与を最小限に抑えるのにも役立っています。

 

重要な役割を果たすソーシャルメディア

赤十字社では、緊急時の情報発信にもソーシャルメディアを活用しています。 赤十字社の資金提供で行われた最近の調査によると、一般市民の約 4 分の 1、オンラインユーザの 3 分の 1 は、いざというとき、自身の身の安全を親しい人に知らせるためにソーシャルメディアを使うと回答しています。 また災害発生時に情報を入手する、助けを求める、誰かを助ける、情報を共有するなどの目的でソーシャルメディアを使うと答えた人も数多くいました。

赤十字社ではこの調査結果を基に、ソーシャルメディアを使用して一般市民が災害などに巻き込まれていないかどうかを監視する専門の指令センター「デジタル・オペレーションズ・センター」を立ち上げました。 このセンターでは、Marketing Cloud を使用してソーシャルメディアでのやりとりを監視し、災害に関する重要情報を収集したり、緊急事態への対策状況を確認したりしています。 またセンターで収集した情報は、人員の派遣先を判断する目的でも利用されています。

「Marketing Cloud を導入したことで、地域貢献活動の成果を把握しやすくなりました」と広報担当バイスプレジデントのローラ・ハウ氏は話します。 「また情報を効率よく収集、分析できるので、その結果を基にした具体的な計画の策定に力を注げることも大きな利点です」

 

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