技術発想のIoTから、ビジネス発想のIoCへ
IoT(Internet of Things:モノのインターネット)市場は、国内・国外を問わず近年急速に拡大しています。2020年までには、インターネットにつながるモノは、750億個に達すると予想されています。
IoTの概念は、新しいものではありません。産業用装置・設備を無線ネットワークで接続し、利用状況の通知や故障検知など限定された用途で活用されてきた「M2M」は、狭義のIoTとしてすでに存在していました。ただ、IoTは産業用途に限らないという点で、それとは異なります。
近年、センサーのコストが劇的に低下したこともあり、製造業や運輸業における産業機械、梱包資材の一つひとつから、住宅、自動車、あるいは生活に身近なありふれた消費財まで、あらゆるモノにセンサーが搭載されるようなってきました。
収集したセンサー情報や顧客の行動履歴など、膨大な情報がデータ化され、企業はこれらのビッグデータをインターネットを通じてクラウド上に蓄積しています。そしてデータを個別あるいは統計的な情報として分析・解析した後、そこで得られた知見を再び市場や顧客に還元できるようになったのです。
これはつまり、企業にとって既存のビジネスモデルに付加価値を与えるだけでなく、新たなビジネスモデルを形作るための歴史的な転換点と言えます。
決して特定の業種や業務に限定されるものではありません。従来の技術優先、技術発想のIoTではなく、顧客にどのような新しい価値をもたらすかというビジネス起点の発想、顧客中心の発想を意味するIoCが求められています。IoCは今や全ての企業が取り組むべき喫緊の課題なのです。
- IoTのその先へ。新たな顧客価値を生み出すIoCの取り組み
- なぜ今IoTなのか。モノから顧客へ、進化するIoT
- IoCを活用したビジネスアイディア集
- テレメトリー
- 予防予知保全
- 遠隔監視
- 遠隔制御
- 自動化・作業効率(BtoC)
- 自動化・作業効率(BtoB)
- CASE STUDY(事例)
- 「建機IoTで周辺住民への環境配慮をサービスに」東急建設株式会社
- 「現場を止めない新時代のカスタマーサポート」サトーホールディングス株式会社
フォームにご記入頂き、eBook を ご覧ください。
全て項目に入力ください。