データの利活用で行政課題解決

ー EBPMで変わる行政経営

人口減少、少子高齢化、地域力の衰退と自治体は様々な問題を抱えています。これらの課題に取り組む自治体職員は、年々なり手が減少しており、一人当たりの業務過多も続いています。今後、行政サービスの縮小や廃止にもつながる難しい選択が続く状況の中で、改めて自治体が指針として注目を集めているのが「EBPM(エビデンスに基づく政策立案)」です。

各自治体においてはEBPMの観点より庁内の業務をデジタル化することで、業務負荷の軽減と同時に住民へのサポート体制を厚くしようと様々な工夫を行っています。本セミナーでは実践への第一歩にむけて、EBPMについての考察と活用例をご紹介いたします。 
※ 本セミナーは2024年5月29日実施されたオンラインセミナーのアーカイブ配信です。
 
◼︎プログラム
 

【基調講演】
デジタル行財政改革が目指すEBPMの将来像

内閣官房
デジタル行財政改革会議事務局 内閣参事官
折田 裕幸 氏

デジタル行財政改革では、EBPMをType1(見える化)、Type2(因果推論)、Type3(定量分析)と徐々にステップアップする形で進めようとしています。2023年末に教育や介護分野におけるKPI設定やロジックモデルの策定等を行いましたが、「見える化」ダッシュボードを活用した進捗状況のモニタリングをどのように行っていくかなど、今後の展望等を解説します。

 

【民間プレゼンテーション】
自治体におけるデータ活用文化の醸成と生成AIの可能性

株式会社セールスフォース・ジャパン
Tableau事業統括 執行役員 公共・広域営業本部長
佐々木 道代

近年自治体におけるデータ活用は急速に進み始めており、BIツールを検討・活用される場面も増えてきました。一方でデータ活用文化を組織にどのように根付かせて行くか、という課題に直面されているお客様も多いことも事実です。本講演ではTableauのもつデータ文化を醸成しデータドリブンな組織にするための方法論をご紹介するとともに、データ文化を加速させる可能性としての生成AIソリューションをデモを交えてご紹介いたします。

 

【事例講演1】
神戸市のEBPM ~環境整備と人材育成による取組の広がり~
神戸市
企画調整局政策課 係長 (データ利活用担当)
松尾 康弘 氏

神戸市のEBPMは、庁内データ連携基盤を構築してデータを収集し、ダッシュボード作成を内製化して全庁共有を進めるなど、データの扱いに不慣れな職員でも現状分析を簡単に行える環境整備から重点的に進めてきており、その取組の経過や人材育成による全庁への取組の広がりについて、具体例を交えながらお話しします。

【事例講演2】
三原市におけるデータ利活用に向けた取組
~災害時の情報共有ダッシュボード~

三原市
デジタル化戦略監デジタル化戦略課 主任 
佐々木 達也 氏

アナログ作業で実施していた災害対応時の被害状況や避難所運営状況の集計、会議資料作成作業を、GISとkintoneでデータを収集し、Tableau上にデータを集約することで、集計作業の効率化を図るとともに対策本部での被害状況を共有する仕組みづくりを行った取組をご紹介します。

【事例講演3】
地域保険医療計画策定に向けた保健所所員らの医療ビッグデータ活用への挑戦

岡山県備北保健所
所長 
宮原 勅治 氏

近年公開されるようになった医療ビッグデータを活用して、地域の医療需要推計や医療提供実績の分析を行い、保健所所員自らが地域医療の課題の検討に取り組み始めました。その体制整備と詳細プロセスについてご紹介します。

 

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