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Salesforce、バリューチェーン全体でネットゼロと 100%再生可能エネルギー化を達成

〜 Salesforceは2030年までに1億本の樹木の保全・再生を目指し、Global Citizenおよび1T.orgとの提携を通じて今年さらに3000万本分の樹木資金提供、American ForestsOne Tree Plantedに100万ドル寄付へ 〜

※本資料は2021年9月21日に米国で発表されたニュースリリースを元に一部内容を日本向けに再編集した抄訳版です。本資料の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先されます。日本での一般提供の時期は未定です。


グローバルでCRM をリードする米国セールスフォース・ドットコム(以下、米国Salesforce)は本日、同社のバリューチェーン全体で温室効果ガス排出量を実質ゼロ化するネットゼロを達成したとともに、事業活動において100%再生可能エネルギー化を実現したことを発表しました。さらに、「場所を選ばない勤務」、「インフラ」、「出張」、「サプライチェーン」の4つの主要カテゴリーにおいて、スコープ1、2、3 (注1)にまたがる温室効果ガスの排出削減戦略を策定しました。

また、米国Salesforceは顧客企業のネットゼロ達成を加速させるため、温室効果ガスの排出量の収集・追跡・分析・削減を可能にし、持続可能なビジネスへの移行を支援するSustainability Cloud 2.0を発表しました。

Salesforceの会長兼CEOであるマーク・ベニオフは次のように述べています。「気候変動は、私たちが地球上で直面している最も差し迫った危機のひとつであり、一人ひとりがこの問題に対処する責任があります。Salesforceがネットゼロと100%再生可能エネルギー化を達成した数少ない企業に名を連ねることを誇りに思います。 しかし、すべてのソリューションと、すべての企業がこの取り組みに協力するまで、私たちは立ち止まることはできません。私たちは力を合わせ、1兆本の樹木を復元、保全、成長させることにより、100ギガトンの二酸化炭素の排出を吸収することができます。そして、革新的な気候ソリューションを開発するエコプレナー(環境起業家)革命を巻き起こし、フォーチュン1000(売上高の多い米企業上位1000社)のネットゼロ達成を加速させることができるのです」

Salesforceでチーフインパクトオフィサー兼コーポレートリレーションズ担当エグゼクティブバイスプレジデントのスザンヌ・ディビアンカは、次のように述べています。「気候変動はすべての人、すべてのものに影響を与え、世界的な不平等を拡大させ、最も貧しく、最も脆弱な人々に不均衡な影響を与えます。Sustainability Cloudは、当社のネットゼロへの取り組みを後押しするとともに、顧客が温室効果ガスの排出量を削減し、気候変動対策を実行するために必要な変革のツールと信頼できるデータを提供します」

サステナビリティ(持続可能性)は、社会から信頼される企業になるために不可欠な要素です。顧客は、気候変動対策に全面的に注力している企業と取引することを望んでいます。実際、Salesforceが2021年8月に実施した米国と英国の成人を対象とした調査では、58%の回答者が気候変動に取り組む企業に対し、より多くのお金を消費したいと考えています。

Salesforce、バリューチェーン全体(スコープ1、2、3)でネットゼロを実現

Salesforceはパリ協定で定められた1.5℃目標(産業革命以前に比べて世界の気温上昇を1.5℃に抑える目標)の達成に向け、温室効果ガスの排出削減、炭素除去、森林・生態系の回復、教育、イノベーション、規制と政策という6つのサステナビリティの優先事項に焦点を当て、活動を続けています。

本日、SalesforceはClimate Action Plan(気候変動対策アクションプラン)を発表しました。これにより、企業のネットゼロへの道のりを加速する青写真を提示していきます。

第26回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP26)の気候変動行動ハイレベルチャンピオンのナイジェル・トッピング氏は、次のように述べています。「パリ協定の目標を果たし、より健康的かつクリーン、そしてより回復力のあるゼロカーボン(注2)の世界を実現するには、大胆かつ迅速な対策を講じることが必要です。米国Salesforceは、イノベーション、サプライチェーンの脱炭素化、政策提言を通じて、気候変動対策で強力なリーダーシップを発揮してきました。私は、世界中の企業が今すぐ立ち上がり、温室効果ガスの排出量をゼロにするRace to Zero(ゼロへのレース)(注3)に参加するよう奨励します」

Salesforceは以下の取り組みにより、温室効果ガス排出量実質ゼロ(ネットゼロ)を達成することができました。

  • 1.5℃目標の実現のために、ネットゼロへの公正かつ公平な移行を達成するという世界共通のゴールに向けて公式にコミットしました。
  •  温室効果ガスの排出量を可能な限り早期に削減することを優先し、2030年までに世界全体の排出量を自社のバリューチェーン全体(スコープ1、2、3)で約50%削減、2040年にほぼゼロにすることを目指します。Sustainability Cloudの活用により、カーボンフットプリント (注4)を削減するために最もインパクトのある削減ポイントを特定しています。
  • 排出削減が困難な部分に関しては、信頼性、インパクト、コベネフィット効果 (注5)の高い再生可能エネルギーやカーボンクレジットを購入することで、排出量を相殺しました。

2021年、Salesforceは世界各地の拠点で使用するすべての電力に相当する再生可能エネルギーを購入し、100%再生可能エネルギーへの転換を達成しました。2013年にこの目標を掲げて以来、Salesforceは世界全体でクリーンかつ再生可能な電力源への移行を加速させており、世界中の消費電力をいつでも再生可能エネルギーで賄える未来を目指しています。

気候変動に対処するため、企業は温室効果ガスの排出量を減らし、大気中から大幅に削減する必要があります。Salesforceは、樹木や海洋といった自然に根差した解決策の活用と、技術ベースの炭素除去ソリューションの規模拡大に注力しています。エコプレナーから大企業まで、脱炭素化への道を加速させるにはイノベーションが不可欠です。

Sustainability Cloud 2.0が企業のネットゼロ化を加速

前出の2021年8月に実施した調査では 70%以上の回答者が、温室効果ガスの排出量の削減をビジネスに取り入れるべきだと考えています。しかし、企業のバリューチェーン全体の排出量を追跡するのは煩雑で時間のかかる作業です。SalesforceはSustainability Cloudを導入することで、これまで6ヶ月以上かかっていたカーボンアカウンティング(炭素会計)プロセスをわずか6週間に短縮することができました。

Sustainability Cloudでは、投資家のニーズに対応した柔軟性の高いESGレポートのデータが表示され、自社の環境データの全体像を把握することが可能です。これにより、顧客企業は温室効果ガスの排出量を収集・追跡・削減し、対策を講じることができるよう設計されています。こうしたデータは、第三者による監査、統合報告書、企業評価はもちろん、すべてのステークホルダーとの信頼関係の構築に不可欠です。 Clif Bar & Company、ISDI、MillerKnoll、Uhuru、XEROなどのお客様は、すでにSustainability Cloudを使用して温室効果ガスの排出量を追跡し、行動を起こし始めています。

気候危機対策には自然に根差した解決策が不可欠

Salesforceでは、地球環境こそ重要なステークホルダーであり、樹木は大気中の二酸化炭素を除去するための最も効果的なソリューションのひとつであると考えます。そのため、Salesforceは、2030年までに1兆本の樹木の保全、復元、成長を目指す1t.orgの立ち上げ時より、創設パートナーとして参画しています。

SalesforceはDreamforce Givesを通じてAmerican ForestsOne Tree Plantedに100万ドルを寄付し、低所得者層コミュニティや地域における緑化の不平等の是正を促進し、災害の影響を受けた地域の森林再生に取り組んでいきます。

  • Dreamforce Gives:American Forestsは、テキサス州ダラス、アリゾナ州フェニックス、ロードアイランド州をはじめ、猛暑に襲われる地域やAmerican Forestsが算出する「Tree Equity Score(ツリー・エクイティ・スコア)」で緑化の不平等が大きいと判断された地域を中心に活動を行っており、これらの地域で十分なサービスを受けていないコミュニティに1700本以上の木を植樹しています。One Tree Plantedは、都市の森林再生と低所得者層コミュニティや地域における緑化の不平等の是正を支援するために、世界中で植樹活動に取り組んでいます。
  • Global Citizen:Salesforceは地球に対するコミットメントの一環として、地球保護と貧困撲滅のために世界中で数百万人もの人々に働きかけるムーブメント「Global Citizen」のリーダーおよびアクティビストとパートナーシップを結んでいます。SalesforceはGlobal Citizenの活動に賛同し、9月25日開催予定の「Global Citizen Live」の一環として、また、1T.org (注6)とのパートナーシップを通じて、年内にさらに3,000万本の樹木の再生、保全、成長に資金を提供します。2030年までに1億本に達するよう、取り組みをさらに強化していきます。
  • Trees for Jane:チンパンジー研究の第一人者で動物行動学者のジェーン・グドール博士の活動に触発されて世界の樹木や森林の保全・回復に取り組む新たなキャンペーン「Trees for Jane」を、Salesforceは支援しています。Trees for Janeは、森林破壊を阻止すると同時に、人々が自宅の裏庭や屋上で、あるいは地域のコミュニティグループと協力しながら植林や樹木の手入れを行うことを目指しています。

地球を守るため、政府、投資家、企業、従業員、コミュニティのすべてが協力し、今こそ気候変動対策に取り組む必要があります。

(注1)
スコープ1: 事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)
スコープ2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出
スコープ3: スコープ1、2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)

(注2)ゼロカーボン: 温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させること。ネットゼロと同義

(注3)Race to Zero(ゼロへのレース): 世界中の企業や自治体、投資家、大学などの非政府アクターに、2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを目指すことを約束し、その達成に向けた行動をすぐに起こすことを呼びかける国際キャンペーン

(注4)カーボンフットプリント: 商品やサービスの原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガス排出量をCO2に換算して表示すること

(注5)コベネフィット: 一つの政策、戦略、または行動計画の成果から生まれる、複数の分野における複数のベネフィットのこと

(注6) 1t.org: 2030年までに合計1兆本の木を保全し、再生し、植樹することによって、地球温暖化のスピードを抑制し、生物の多様性を促進して、地球の生態系を一部回復させることを目標にした非営利団体

詳細情報:

  • 当社の年次イベントであるDreamforceの基調講演で当社の創業者で会長兼CEO、マーク・ベニオフが本発表について言及しました。基調講演はこちらからオンデマンドでご覧いただけます。
  • 米国Salesforceの気候変動対策への取り組みについては、こちらをご覧ください。
  •  Sustainability Cloudは日本での一般提供に向けて準備中です(詳細な時期は未定です)。

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Salesforceは#1 AI CRMです。CRM(顧客関係管理)+ AI + データ + 信頼を Einstein 1という一つの統合プラットフォームで実現することで、全く新しい方法で顧客とつながることを可能にします。Salesforceの詳細については、salesforce.com/jp をご覧ください。

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