二酸化炭素排出量などを数値化、企業における気候危機に対する取り組みを加速
【米国リリース抄訳】※当資料は、2019年9月18日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳版です。
国連総会とClimate Week NYC にて革新的技術の導入、ステークホルダーへのエンゲージメント、STEM教育への投資を通じてサステナビリティへの取組み強化を表明
サンフランシスコ—2019年9月18日—グローバルでCRMをリードする米国セールスフォース・ドットコム(ニューヨーク証券取引所:CRM)は本日、気候変動対策を推進し、カーボンニュートラルに向けた世界の取組みを強化するカーボンアカウンティング製品「Salesforce Sustainability Cloud」を発表しました。Salesforce Sustainability Cloudは、企業が環境に及ぼす影響を、二酸化炭素の排出量や削減量などをあらゆる側面から360度視点で表示するとともに、膨大なデータにより得られる企業の気候変動対策の分析結果を提供します。本サステナビリティプラットフォームを活用することで、企業は地球環境の改善に貢献することができます。
気候変動は、近年企業が直面している最も重要な喫緊の課題で、すべてのステークホルダーが地球環境の保護に重要な役割を担っています。2018年の世界のサステナブル投資額は30兆ドル超で過去2年間で34%増加しており[1]、2019年は各社CEOが企業成長に対する最大のリスクとして気候変動を挙げています[2]。
Salesforce Sustainability Cloudについて
セールスフォース・ドットコムはサステナブルな低炭素社会の実現に向けて取り組んでいます。そして、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を支持し、これらに沿った枠組みでグローバル戦略と技術革新を進めています。セールスフォース・ドットコムは創業以来、環境を含むすべてのステークホルダーを考慮しながら、前向きな社会インパクトを生み出せるよう、テクノロジー会社としてイノベーティブな企業文化を育んできました。当社のビジョンは、地球環境保全のため、お客様にCustomer 360のプラットフォームをご活用いただくことです。
[1] Global Sustainable Investment Review 2018;サステナブル投資とは、ポートフォリオ選択と運営で環境・社会・ガバナンス(ESG)の要素を考慮する投資アプローチです。
[2] 参考:KPMG’s 2019 Global CEO Outlook
Salesforce Sustainability Cloudを使用することで企業は信頼性の高い環境データを迅速に追跡、分析、報告し、二酸化炭素排出量の削減を目指すことが可能です。企業の炭素データはSalesforce Einstein Analyticsという分析ツールで簡単に表示され、気候変動対策プログラムを促進するインサイト(示唆)を提供する動的レポート機能とダッシュボード機能を作成します。これらのデータは監査目的にも使えるほか、経営陣のエンゲージメントを高めることにも寄与します。
本ニュースに関するコメント:
セールスフォース・ドットコムでチーフインパクトオフィサー兼コーポレートリレーションズ担当エグゼクティブバイスプレジデントを務めるスザンヌ・ディビアンカ(Suzanne DiBianca)は、次のように述べています。「当社は、ビジネスこそ変化を実現するための最大のプラットフォームだと常に考えてきました。2020年までに地球環境の状況を転換するには、気候変動に対して迅速かつ大規模に対処することが不可欠です。企業は団結し、気候変動対策にかつてないほど尽力しなくてはいけません。」
セールスフォース・ドットコムのサステナビリティ担当バイスプレジデント、パトリック・フリン(Patrick Flynn)は次のように述べています。「私たちは、お客様が投資家向けにも信頼の置けるデータを容易に生成し、自社の気候変動対策プログラムを対外的にも開示できるようにSalesforce Sustainability Cloudを開発しました。気候変動は、人類がこれまでに直面した課題の中で最大にして最も重要かつ複雑な課題です。私たちは皆、未来の世代が安心して地球に住めるよう、今ある資源に基づき、最大限の役割を果たす責任があります。」
DocuSignのCEO、ダン・スプリンガー(Dan Springer)氏は次のように述べています。「我々は、森林に優しい企業として年間数百万本という木々を伐採から守り、53万5,000社以上の紙の使用を削減しています。サステナビリティに注力する我々だからこそ、今回のSalesforce Sustainability Cloudのローンチを非常に嬉しく思います。環境への影響を追跡、評価、および削減するための手軽なソリューションを提供することで、企業の気候変動対策をさらに効果的にする大きな可能性が秘められています。」
Criteoのグローバルコミュニケーション担当バイスプレジデント、イザベル・リュン=タック(Isabelle Leung-Tack)氏は次のように述べています。「当社は環境を重視し、エコロジカル・フットプリントを最低限に抑えるよう努めてきました。セールスフォース・ドットコムとのコラボレーションでは非常に素晴らしい効果が生まれています。Sustainability Cloudを活用することで、当社の二酸化炭素排出量の全容を把握でき、必要に応じたアクションを起こすことができるようになりました。このように、事業に関するデータにアクセスして潜在的リスクを特定し、かつてなく早い段階で対策を講じ、環境に及ぼす影響を軽減することは非常に重要です。」
サステナビリティに関する新たな取り組みについて
セールスフォース・ドットコムは「Climate Week NYC」のヘッドラインスポンサーとして、政府関係者、ビジネス、NGO、市民ら世界のステークホルダーとともに活動します。現状を根本から変えるイノベーションに焦点を当て、大胆かつ斬新なコミットメントを推進していきます。
最新の気候科学で、気候変動による最悪の影響を抑えるための条件が提示されました。これを受け、セールスフォース・ドットコムはビジネス、市民団体、国連首脳陣と連携し、温室効果ガス排出量を正味ゼロとする未来を目指すとともに、地球温暖化を1.5°C未満に抑える科学的根拠に基づく排出量削減目標に向けて取り組んでいます。
セールスフォース・ドットコムは9月21日土曜日、「国連ユース気候サミット」に参加し、気候変動対策を推進する若手リーダー達を支援します。
セールスフォース・ドットコムはSTEM(科学・技術・エンジニアリング・数学)教育を支援しており、ニューヨーク市内の学校における環境分野のSTEM教育プログラムを拡充するため、K-12(幼稚園から高校まで)を対象に従事する非営利団体EcoRiseに25万ドルを寄付します。また、Climate Week期間中、K-12の教師達はEcoRise、Salesforce、そして米国教育省サステナビリティ部門担当者と専門能力開発の終日トレーニングに参加し、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の概要について学ぶとともに、気候変動をテーマにした授業を行えるようにトレーニングを受けます。
英国に本拠を置くアカウンティング・フォー・サステナビリティ・プロジェクト(A4S) 最高財務責任者(CFO)リーダーシップネットワークの米国支部設立に携わったセールスフォース・ドットコムは、東海岸のローンチイベントでホストを務めます。A4Sは経済・社会・環境においてポジティブな価値を生み出すサステナブルな組織の支援を行っています。
すべての人々にサステナブルな未来を
セールスフォース・ドットコムはサステナブルな低炭素の未来を実現するため、ステップアップ宣言のコミットメントを推進しています。カーボンニュートラルなクラウド製品をすべてのお客様に提供し、2022年までに再生可能エネルギー100%を達成するという目標に注力するとともに、地球全体そして当社が事業展開する各地で低炭素経済を実現する政策を提唱しています。
関連情報
Salesforce Sustainability Cloudおよび当社のサステナビリティに対する取り組みの詳細については、Salesforce Newsroomをご覧ください:https://www.salesforce.com/company/news-press/stories/2019/09/091819-wk
Climate Weekの活動に参加する方法については、こちらをご覧ください:https://www.salesforce.com/blog/2019/09/introducing-sustainability-cloud.html
セールスフォース・ドットコムにおけるサステナビリティへの取り組みについては、こちらをご覧ください。
セールスフォース・ドットコムのFacebookページ:http://facebook.com/salesforce
セールスフォース・ドットコムのTwitter:@salesforce
提供時期と価格:
Salesforce Sustainability Cloudの英語の一般提供の開始は2019年12月を予定しています。
価格については、一般提供開始タイミングで公表予定です。
Salesforceについて
Salesforceは、あらゆる規模の企業が AI時代に向けてビジネスを再構築できるよう支援します。Salesforceの信頼性の高いプラットフォームであるAgentforceを利用することで、企業は人とAIエージェントをつなぎ、AI、データ、アクションを原動力としてビジネスを成功に導くことができます。詳細は salesforce.com/jp をご覧ください。
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