【抄訳】未来のためのソリューション:セールスフォース・ドットコム、「Vaccine Cloud」の新機能発表、ワクチン接種の予約管理を加速
本プレスリリースは、2021年3月15日に米国で発表されたニュースリリースを元にしています。
日本での一般提供の時期は未定です。
株式会社セールスフォース・ドットコム
- 今後拡大するワクチン接種の対応のため「Vaccine Cloud」を利用する顧客向けに、より強力でスケーラブルな予約管理機能を備えた無償アップデートを提供
- すでに3000万回分のワクチンをSalesforceプラットフォームを通じて提供し、国内外の組織を支援
現在、グローバル規模で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種の取り組みが進行中です。ただ、この前例のない取り組みを成功させるには、従来の紙媒体での登録やレガシーシステムでは対応できないスケールとスピードが不可欠です。
公衆衛生当局や医療機関がワクチン接種対象者の急速な増加に対応する中、既存の予約管理システム、登録システム、通信システムには大きな負担がかかっています。このため、公的機関や民間企業にとって、今後さらに増える登録者を管理できるプラットフォームがこれまで以上に重要になっています。
セールスフォース・ドットコムは、Vaccine Cloudを利用する顧客向けに、簡単に実装できる強力な予約管理機能を備えた無償アップグレードを提供すると発表しました。Vaccine Cloudの新機能を活用することで、より迅速で確実かつ公平にワクチン接種の予約管理を行うことが可能となります。
ワクチン接種の予約管理がより迅速かつ容易に
新機能により、市民はより迅速かつ容易に予約手続きを行えるようになります。市民がより容易に登録手続きから予約を完了でき、予約準備に関する通知を受け取れるため、組織は利用者数が著しく増加しても対応可能で、より快適な予約体験を提供できます。また、現在導入中のあらゆるスケジュール管理システムと統合が可能です。新機能の詳細は、以下の通りです。
- 1日あたり最大数百万人のユーザーを処理できるスケーラブルなウェブサイトを通じて、市民は自分の都合に合わせてワクチン接種の事前登録を行うことができます。これにより、新たな予約枠を確認するためにウェブページを繰り返し再読み込みしたり、電話で長時間待つ必要が無くなるほか、ウェブページが機能しなかったり、ロックアウトされたりすることもなくなります。
- 登録が完了すると、市民は電子メールやSMSなど、自分が選択した方法で予約手続きを行うよう通知を受けます。予約手続きはわずか数分で完了し、ウェブサイト上で予約枠が発表されるのを待つ必要はありません。
- 予約完了後、Vaccine Cloudは1回のみ利用可能なリンクを市民に送信します。このリンクからパーソナライズされた予約管理手続きにアクセスできます。これにより、誰もが公平にシステムにアクセスすることが可能となります。
- 市民が受信したリンクをクリックすることで、予約可能な場所と時間がウェブページに表示されます。市民が選択した予約枠は、予約手続きが完了するまで確保されるので、スケジュール管理が簡単になり、待ち時間も短縮されます。また、ワクチンの在庫に依存することもなく、アクセスが集中してもバーチャルな待機室にユーザーを誘導する必要はありません。
セールスフォース・ドットコムがワクチン接種を促進
Vaccine Cloudは、政府、医療機関、組織が当局に承認されたワクチンを世界中の数十億人もの人々に効果的かつ効率的に提供するために構築されたテクノロジーです。例えば、CDR Healthは、セールスフォース・ドットコムのコンサルティングパートナーであるCoastal Cloudと協力し、100万人以上のフロリダ州民にワクチン接種を実施しました。
CDR Healthのティナ・ヴィダル-デュアート(Tina VIDAL-DUART)CEOは、次のように述べています。「Coastal Cloudとのパートナーシップを通じ、Salesforceプラットフォーム上に構築された包括的なワクチン接種管理ソリューションにより、1日あたり5万回以上のワクチン接種が可能となりました。検査やワクチン接種の予約を行うために、すでに200万人以上のフロリダ州民が当社のモバイルアプリを利用しています。セールスフォース・ドットコムが今回発表した新機能により、ソリューションがさらに強化されます。夏までにできる限り多くの住民にワクチン接種を実施しようと努める中、ますます効率的な体験を市民に提供することができると確信しています」
詳細
Vaccine Cloudはセールスフォース・ドットコムによる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策のテクノロジー・ソリューションの一つです。ワクチンの在庫管理、予約管理、接種後のモニタリング、公衆衛生のアウトリーチ活動や通知など多くの機能が含まれており、一度の導入で実装が可能です。Vaccine Cloudを使用することで、組織は自動化とオムニチャネル機能が組み込まれた信頼できる柔軟なプラットフォーム上で、ワクチンプログラムの設計、構築、統合、管理を迅速にエンド・ツー・エンドで行うことができます。Vaccine Cloudは、セールスフォース・ドットコムが提唱する製品の倫理的かつ人道的な使用とプライバシーの原則に準拠して構築されており、テクノロジーの公平な適用を支援しています。ワクチン管理プログラムを支援するためのセールスフォース・ドットコムの取り組みについては、こちらをご覧ください。
- Salesforce Vaccine Management Now Used by More Than 150 Government Agencies and Healthcare Organizations
- Salesforce Announces Vaccine Cloud to Accelerate Global Vaccine Management
- Vaccine Distribution: The Role of Business, Government and Technology
- Louisville Metro Selects Salesforce to Manage the Vaccinations of its Nearly One Million Residents
- Gavi, the Vaccine Alliance, Collaborates with Salesforce to Help Equitably Distribute Two Billion COVID-19 Vaccines by the End of 2021
セールスフォース・ドットコムについて
セールスフォース・ドットコムは、顧客関係管理(CRM)のグローバルリーダーであり、デジタル時代において企業と顧客を近づけるお手伝いをしています。1999年に設立されたセールスフォース・ドットコムは、あらゆる規模と業界の企業がクラウド、モバイル、ソーシャル、IoT、人工知能、音声、ブロックチェーンなどの強力なテクノロジーを活用し、360度で顧客と繋がるためのツールを提供します。セールスフォース・ドットコム(NYSE:CRM)の詳細については、www.salesforce.comをご覧ください。
本リリースおよび他のリリースや発表などで言及している今後提供予定のサービスや機能は、現在のところ利用できません。 サービスおよび機能の提供開始日は事前の予告なく延期または中止される可能性があります。セールスフォース・ドットコムのアプリケーションを購入する場合は、現在利用可能な機能を基に、購入の意思決定を行うものとします。 セールスフォース・ドットコムは、本社をサンフランシスコに置き、ヨーロッパならびにアジアでも事業を展開しています。同社は、ニューヨーク証券取引所に上場しており、ティッカーシンボル CRM で取引されています。
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