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Salesforce、企業の生成AI活用の信頼性と柔軟性をさらに高めるEinstein 1 StudioおよびData Cloudの新機能を日本市場で提供開始

〜あらゆる企業・組織が自社のニーズに合わせてカスタムされた再利用可能なAIプロンプトや大規模言語モデルの利用が可能に〜
〜主要なデータレイクやデータウェアハウスとの間で安全かつ双方向でのデータ共有、また構造化データと非構造化データの統合と、迅速かつ容易なAI検索が可能に〜

株式会社セールスフォース・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役会長 兼 社長:小出 伸一、以下、Salesforce)は本日、企業が生成AIを活用する上で求められる信頼性および柔軟性を高めるEinstein 1 StudioおよびSalesforce Data Cloud(以下Data Cloud)の4つの機能を日本市場で提供開始すると発表しました。これらの機能により、ユーザー企業は自社のニーズに合わせて安全に生成AIを活用して、生産性や顧客体験の向上を実現することが可能となります。

Einstein 1 Studioは、Salesforceの管理者や開発者がEinsteinの体験をカスタマイズし、全ての顧客や従業員体験のためにあらゆるCRMアプリにAIをシームレスに組み込むためのローコードのツールセットです。Einstein 1 Studioには、Copilot Builder、プロンプトビルダー(Prompt Buider)、モデルビルダー(Model Builder)が含まれており、今回、Salesforceが国内で提供を開始するEinstein 1 Studioの機能は、以下の通りです。

  • プロンプトビルダー(Prompt Builder):カスタムされた再利用可能なAIプロンプトを作成
    管理者や開発者がノーコードでカスタムされた再利用可能なAIプロンプトを作成できます。CRMアプリおよびData Cloudに統合した顧客データなど企業の信頼性の高いデータをプロンプトに容易に埋め込む(グラウンディング)ことができるため、企業データの価値を最大化し、より優れたAIコンテンツを生成できます。セールスやサービス、マーケティングなどの業務で適切な文脈を有する信頼性の高いプロンプトテンプレートを作成し、SalesforceのCRMアプリの業務フローに組み込んで活用することができます。
    • 提供時期:本日より日本市場での一般提供開始
  • モデルビルダー(Model Builder):ユースケースに合わせて適切なLLMを選択
    ビジネスを単一のLLMに制限する他のソリューションとは異なり、さまざまなAIモデルに接続できる柔軟性を提供します。Salesforceが標準で提供する大規模言語モデル(LLM)から選択することも、自社で使用するLLMを使用することもできます。また、モデルビルダーは予測AIモデルにも対応しており、主要な外部のSalesforceパートナーの予測および生成AIモデルを、データを移動またはコピーすることなく、Data Cloud上で活用することが可能となります。加えて、企業がData Cloud上のデータを活用して、ローコードで独自の予測AIモデルを構築することもサポートしています。
    • 提供時期:本日より日本市場での一般提供開始
  • Copilot Builder:
    あらゆる企業がEinstein Copilotを自社のビジネス向けに設定、カスタマイズできるようになります。
    • 日本での提供開始は未定。

Data Cloudは、Salesforceに組み込まれたハイパースケールデータプラットフォームです。企業はSalesforceのあらゆる製品およびシステムからすべての顧客データを接続、連携、調和させることができ、すべての顧客に関する信頼できる唯一の情報源となります。今回、Salesforceが国内で提供を開始するData Cloudの機能は、以下の通りです。

  • データフェデレーション:Bring Your Own Lake
    SnowflakeおよびGoogle CloudのBigQuery上のデータを、SalesforceのData Cloudに実データのコピー作業なし(ゼロETL)で連携し、データを統合することができます。営業や顧客サポート、マーケティングといった顧客接点において生成AIを活用するためには、企業内の信頼できる顧客データを生成AIに連携できるかが非常に重要です。しかし、顧客データは企業内の様々なシステムに分散しているため、顧客軸でデータを統合し、AIで活用できるようにしておく必要があります。本機能により、複雑なETL処理なしで、主要なデータレイクおよびウェアハウス上のデータをData Cloudへ安全に共有し、AIへの活用など様々なユースケースにて活用することができるようになります。
    • 提供時期:2024年3月中旬より日本市場での一般提供を開始予定
  • Data Cloud ベクトルデータベースおよびEinstein Copilot Search
    Data Cloud ベクトルデータベースにより、PDF、メール、会話記録などの非構造化データを含むあらゆるビジネスデータと、購入履歴、カスタマーサポートケース、製品在庫などの構造化データが統合され、生成AIのプロンプト上でグラウンディングして活用できるようになります。
    Einstein Copilot Searchは、ユーザーのリクエストを受け取り、Data Cloud ベクトルデータベースに埋め込まれたデータに対して類似性検索を実行し、関連性が高く正確な回答を作成することができます。この回答には出典資料の引用が明記されます。
    これら2つの機能を活用することで、SalesforceのPlatform上でRAG(Retrieval Augmented Generation)を容易に構成し、生成AIを信頼性の高い形で業務に活用することが可能となります。
    • 提供時期:2024年3月中旬より日本市場でのパイロット提供を開始予定

詳細情報

  • プロンプトビルダーの詳細は、こちらをご覧ください。
  • モデルビルダーの詳細は、こちらをご覧ください。
  • Data Federation(BYOL)の詳細は、こちらをご覧ください。
  • Data Cloud ベクトルデータベースおよびEinstein Copilot Searchの詳細は、こちらをご覧ください。

Salesforceについて

Salesforceは、あらゆる規模の企業が AI時代に向けてビジネスを再構築できるよう支援します。Salesforceの信頼性の高いプラットフォームであるAgentforceを利用することで、企業は人とAIエージェントをつなぎ、AI、データ、アクションを原動力としてビジネスを成功に導くことができます。詳細は salesforce.com/jp をご覧ください。

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