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アルフレッサ、接種希望者と医療機関双方の利便性向上と効率的な医療サービス提供のためのワクチン供給最適化プラットフォームにSalesforceを採用

アルフレッサ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:福神 雄介、以下、アルフレッサ)と株式会社セールスフォース・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役会長 兼 社長:小出 伸一、以下、Salesforce)は本日、アルフレッサがワクチン供給最適化プラットフォームの構築のためにSalesforceを採用したことを発表しました。複数のSalesforce製品を活用することで、アルフレッサは、効率的なワクチン管理と予約システムを提供し、医療機関と接種希望者双方の利便性を大幅に向上します。これにより、ワクチンの適正流通や、在庫管理の効率化、および接種率の向上が期待されます。

課題:2024年4月より、新型コロナワクチンの接種は65歳以上の方及び一部の60歳から64歳の方を対象に、定期接種として位置づけられています。しかし、その実施にあたっては、ワクチンの供給不足や在庫管理の不透明さ、予約システムの非効率性が課題となっています。新型コロナワクチンに限らず、医療機関では、ワクチンの在庫管理が煩雑で、接種希望者の予約管理にも多くの時間と労力を費やしています。また、接種希望者の側でも、予約者自身が接種希望エリアを選択可能となったことで、医療機関へ電話が繋がりにくく予約が取れないという課題が浮上していました。アルフレッサは、このような課題に対し、Health CloudCustomer CommunityExperience Cloud)をはじめとするSalesforce製品群の導入により、医療機関別接種予約システム、エリア別需要管理システム、接種後調査(アンケート)等の機能を備えるプラットフォームを構築しました。これにより、在庫数に応じて予約枠が自動設定されるため、効率的なワクチン接種管理が実現します。また、導入プロジェクトにおいては、Salesforce Professional Serviceからソリューションアーキテクト(Solution Architect)、テクニカルアーキテクト(Technical Architect)が参画しました。ワクチン基盤導入時の業務プロセスやシステム要求仕様を定義すると共に、難易度が高い要件の実現方法の策定や、将来的な拡張性やメンテナンス性を考慮した設計を行うことで、アルフレッサの要求に応える高品質・短納期のシステム稼働を実現しました。

効果:アルフレッサは、Health Cloud、Customer Community(Experience Cloud)、Customer Community Plus、Marketing Automation Account EngagementSalesforce Professional Serviceを導入したワクチン供給最適化プラットフォームにより、医療機関における予約管理の負担軽減と接種希望者の満足度向上に寄与しています。また、本プラットフォームを利用する製薬企業では、自社のワクチン予約の状況や接種後のアンケート結果も含めた接種情報が医療機関ごとに把握できるようになります。

Salesforce導入によるアルフレッサの取り組みの詳細は、以下の通りです。

  • サプライチェーン上の課題を解決:Customer Community(Experience Cloud)を活用することで、ワクチン接種希望者はマイページへの個人情報登録や接種履歴の確認、各種ワクチンの接種予約などができ、医療機関はワクチンごとの管理ページ作成や接種実績登録などができます。また、Marketing Automation Account Engagementで接種者へのアンケートを実施します。これにより、ワクチン接種の現場における顧客エンゲージメントと業務効率化を促進します。
  • ワクチン市場においてイニシアチブを発揮:世界シェアNo.1の医療、ライフサイエンス業界向けCRMであるHealth Cloudを活用することで、接種希望者情報管理、予約管理、アンケート管理、施設管理、ワクチン管理などにより、サプライチェーン上の課題であった、生産計画の最適化、在庫偏在の解消、廃棄削減などに貢献していきます。
  • 製薬企業、自治体、医療機関のデジタル変革に寄与:適正流通の実現を支援するエリア別のワクチン需要状況の把握、接種後アンケートのフィードバック、電話予約業務の負担軽減による患者向けサービスへのリソース傾注、ワクチン接種予約の自動化による業務合理化など、製薬企業、自治体、医療機関のデジタル化を支援します。

顧客の視点:アルフレッサ株式会社のソリューション&イノベーション事業部長 久保良太氏は次のように述べています。

「当社はメーカーから医療機関へ医薬品を届けるロジスティクスや、進化する医療の動向を現場に伝える情報ネットワークなどを通じて、さまざまな医療現場の『つながり』をつくっています。この度のSalesforce導入によるワクチン供給最適化プラットフォームの構築は、今後推進される地域医療分野においても、そのつながりを活かし、人々の健やかな暮らしに貢献するための重要な取り組みになると確信しています。当社は、デジタル変革の一環として、医療機関の効率的な医療サービス提供の支援と接種希望者の利便性向上に取り組み、予防医療の発展に貢献してまいります」

Salesforceの視点:Salesforceの常務執行役員 エンタープライズ営業第一統括本部 第一営業本部 本部長の関 弘毅は次のように述べています。

「医療用医薬品卸売企業が独自に構築、提供するシステムとして業界初となるアルフレッサ様のワクチン供給最適化プラットフォームにSalesforceを導入いただいたことを嬉しく思います。複数のSalesforce製品を採用いただいたことにより、同プラットフォームでは、アルフレッサ社、製薬メーカー、医療機関、接種者という全てのステークホルダーのデータベースがシングルデータベースとして統合されています。これにより、接種希望者や医療機関の利便性向上に加え、ワクチン市場における需要予測、輸送と保管、在庫偏在に対するソリューションを提供しています。利用者の利便性と医療サービスの質と効率の向上を目指すアルフレッサ様の取り組みをSalesforceは今後も支援してまいります」

アルフレッサ株式会社について

アルフレッサは、お得意様や患者様が必要とする医薬品等を必要な時に、必要な量を、必要な場所へ「安心・安全・高品質」にお届けする社会的使命を担っております。

日本全国をカバーする流通プラット フォームをもつアルフレッサグループの中で、北海道、東名阪、甲信越および九州を営業エリアとし、医薬品、検査試薬、医療機器等の国内外のメーカーをほぼすべて取り扱う「フルラインの品揃え」とそれを支える「万全の品質管理と安心・安全の納品体制」に加え、質の高い「情報提供力」によりお得意様や 患者様の多様なニーズに柔軟に即応出来るよう取り組んでおります。

Salesforceについて

Salesforceは#1 AI CRMです。CRM(顧客関係管理)+ AI + データ + 信頼を Einstein 1という一つの統合プラットフォームで実現することで、全く新しい方法で顧客とつながることを可能にします。Salesforceの詳細については、salesforce.com/jp をご覧ください。

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