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※本記事は、2023年8月23日に米国で公開された Salesforce Announces AI Acceptable Use Policy の抄訳です。本資料の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先されます。


AI が世界の仕組みを変えるなか、企業は「いかに責任を持ってAIを構築するか」という重要な課題に直面しています。 

AI には正確な情報がたくさん含まれていますが、依然として発展途上のテクノロジーであり、リスクがないわけではありません。企業は競ってこの技術を市場に投入していますが、包括的かつ明確な意図を持って開発することが極めて重要になります。

企業は競ってこの技術を市場に投入していますが、包括的かつ明確な意図を持って開発することが極めて重要になります。

Salesforce では、業界標準やパートナーとの整合性を図り、お客様を保護するために新しいAI利用規定(AI Acceptible Use Policy) を公開しました。このようなポリシーの更新により、お客様は製品開発から導入に至るまで、自社とその先のエンドユーザーが真に倫理的な AI エクスペリエンスを享受できることを認識し、安心して Salesforce 製品を使用できるようになります。

倫理的および人道的なテクノロジー利用への取り組み

生成AIは、テクノロジー業界を超えてあらゆる製品、戦略、イノベーションを再定義しています。 Salesforce では、 2014 年から人工知能の研究と導入に取り組んでおり、このような新しいテクノロジーには熟慮を重ねた実装が必要であると認識しています。そのため、生成AI の波が押し寄せて来た初期の段階で、この新たな領域でお客様をガイドするための 5つのガイドラインを発表しました。

現在、私たちは人間の能力を最大限に高める新しいパートナーシップと製品を歓迎すると同時に、当社の 生成AI 製品に信頼性と責任を持ち、今後の課題に対応できるものとなるように取り組んでいます。これには、ビジネス リーダーの共通の懸念である、より良い AI アウトプットを目的とした信頼できるデータの使用も含まれます。

しかし、生成 AI の技術的な機能を提供するだけでは十分ではありません。私たちは、この革新的なテクノロジーをどのように活用できるのか、またどのように活用すべきかの指針を示すために、責任あるイノベーションに優先的に取り組む必要があります。 Salesforce の AI 利用規定は今後の当社のビジネス戦略の中心となるものです。そのため、本件のリリースに先立ち、倫理的使用諮問委員会の小委員会、パートナー、業界リーダー、開発者と時間をかけて協議しました。それにより、当社は責任あるイノベーションを推進し、当社の製品に信頼を寄せてくださる方々を保護しながら、製品を開発していくことを目指しています。

生成 AI の技術的な機能を提供するだけでは十分ではありません。私たちは、この革新的なテクノロジーをどのように活用できるのか、また使用すべきかの指針を示すために、責任あるイノベーションに優先的に取り組む必要があります。

AI 利用規定により、Salesforce は当社の製品が回避可能な危害を引き起こしていないことを保証するなど、お客様に約束する「保護」を堅持できます。また、OpenAI(オープンAI)やAnthropic(アンソロピック)などのパートナーと協力する際に​​、サードパーティの期待にも沿うことができ、市場での協業機会を広げています。

もちろん、これは単なる出発点にすぎません。信頼の分野における当社のイノベーションと AI におけるイノベーションを確実に合致させるには、ステークホルダーの協力が必要です。 AI の領域が拡大し続け、テクノロジーが進歩するにつれて、AI 利用規定も進化していきます。

私たちは、この AI 革命に向けて共に前進できることに胸を高鳴らせており、AI 利用規定が信頼を中心に据えるうえで重要な役割を果たすことを確信しています。

詳細情報

  • SalesforceのAI利用規定はこちら(英語)。
  • Salesforceの責任ある生成AI開発のための5つのガイドラインはこちら
  • 倫理的な製品開発に対するSalesforceのアプローチはこちら(英語)