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Salesforce、MuleSoftの新しいAIの自動化と統合機能を発表

開発者とビジネスチームの生産性を向上

※本資料は2024年4月4日に米国で発表されたSalesforce Introduces New AI Automation and Integration Capabilities Within MuleSoft to Boost Developer and Business Team Productivityの抄訳版です。本資料の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先されます。


米国セールスフォース(以下、 Salesforce)は本日、AIを利用したMuleSoftの自動化、統合、API管理ソリューションの強化を発表しました。これにより、ビジネスユーザーおよび開発者の生産性の向上、ワークフローの簡素化、Time to Valueの短縮を支援します。

MuleSoftのIntelligent Document Processing(IDP)は、チームがPDFや画像を含むさまざまなドキュメントの形式からデータを迅速に抽出し、整理するのを支援します。MuleSoftのIDPは、他の自動化ソリューションとは異なってSalesforce Flowにネイティブ統合されており、顧客にエンドツーエンドの自動化体験を提供します。さらには、プロジェクトのデリバリーを高速化するために、Salesforceの予測生成AIアシスタントEinsteinをMuleSoftのプロコードおよびローコードツールに組み込んだため、ユーザーはIDP、Flow Builder、Anypoint Code Builderで直接、自然言語プロンプトを使用して、統合と自動化を構築することができます。

重要な理由:多くのITチームは、過密なプロジェクトの要求が負担になっています。こうしたチームへの要求は、昨年だけでも推定39%増加しており、開発者はビジネスに欠かせない作業に必要とされるペースに追いつくことが困難になっています。しかし幸い、生成AIによって大量なプロセスの自動化が可能になっています。ITリーダーの86%が、生成AIテクノロジーは近い将来、組織において重要な役割を果たすようになると考えている主な理由はそこにあります。

自動化の新機能:

  • MuleSoftの Intelligent Document Processingにより、チームはドキュメントからデータを迅速に抽出して構造化し、下流のシステムと統合して、予算の調整、受注の受発注管理、サプライヤーのオンボーディングなどのプロセスを簡素化できます。IDPは、高度なAIアルゴリズムを使用して、PDFや画像などのさまざまな形式のファイルからデータを抽出して構造化します。こうしたデータは、すべてのSalesforceクラウド、MuleSoft Anypoint PlatformMuleSoft RPAとシームレスに統合および自動化できます。IDPには、発注書と請求書のための事前構成されたテンプレートが含まれているため、セットアップおよびドキュメントのトレーニングの必要性を最小限に抑えることができます。ガバナンスを向上させるためには、AI生成によるアウトプット出力に、人間が介在して行うレビューを組み込むことも可能です。IDPの追加によって、完全に接続されたエンドツーエンドのビジネスの自動化を可能にする包括的なソリューションを実現できます。 
  • Einstein for Intelligent Document Processingは、自然言語プロンプトを使用して非構造化ソースからデータを簡単に抽出できるため、AIモデルやドキュメントテンプレートのトレーニングが不要になります。また、EinsteinをIDPに埋め込むことで、非構造化データフィールドの抽出、JSONアウトプットへの応答フォーマット設定、ドキュメントの分類と要約、後続するタスクトリガーの簡素化が可能です。
  • Einstein for Flowを使用すると、Salesforceの管理者が自然言語プロンプトを使用してワークフローを自動的に作成できます。たとえば、ユーザーはEinsteinによって、マーケティングジャーニーData Cloudからトリガーされるフロー、プロンプトテンプレートを自動的に作成できます。これらはすべて、コンテキストに応じたCRMデータで強化されています。

MuleSoftの統合とAPI管理の新機能:

  • Anypoint Code Builder Configuration Panel ー 単一の環境からAPI、統合、自動化を設計、開発、デプロイするためのMuleSoftの次世代IDEに、ユーザーがユーザーインターフェイス(UI)から直接フロー、操作、コンポーネントを構成できる構成パネルが追加されました。さらに、Anypoint Exchangeのアクセラレータとテンプレートへのアクセスと、外部のバージョン管理システム(VCS)のサポートにより、開発者はプロジェクトを迅速に開始し、チーム間のコラボレーションを最適化できます。たとえば、開発者がEinstein for Anypoint Code Builderを使用して、任意のカスタムフローの開始点を生成することができます。構成パネルを使用すると、AIによって生成されたフローを簡単に構成して、完全に機能するカスタマイズされたAPIと統合を作成できます。コードを記述する必要はありません。
  • Einstein for Anypoint Code Builderを使用すると、チームは自然言語プロンプトを使用して統合フローを生成でき、SAPやNetSuiteなどのコネクターの新しいユースケースを導入して、統合開発を加速することができます。たとえば、order-to-cash統合プロジェクトに取り組んでいる開発者は、Salesforceの新しい営業案件オブジェクトとNetSuiteの新規注文の間でデータを同期させる統合を作成するようにEinsteinに指示できます。
  • MuleSoft Accelerator for Industriesは、小売、金融サービス、ヘルスケア向けの新たなユースケースを提供できるようになりました。MuleSoft Accelerator for Healthcareによって、特定可能な患者情報を削除した医学研究を可能にしたり、AIモデルをトレーニングして革新的な医療関連イニシアチブを強化したりすることができます。たとえば、医療組織の開発者は、電子医療記録(EHR)システムに安全に接続し、アウトプットを変更して、患者のプライバシーを維持しながら、最新のテクノロジーの使用が可能になります。 
  • Observability with Anypoint Monitoringにより、開発者はアプリケーションエコシステムにAIを埋め込むAPIワークロードを監視できます。たとえば、開発者はアプリケーションネットワークとLLM API間で要求を追跡して、AIエコシステムの包括的なモデルを構築し、パフォーマンスの問題が生じるを特定し、滞るところがないLLMユーザー体験を確保できます。

Salesforceの視点:

「開発者はAI実装の最前線にいます。しかし、このすばらしいテクノロジーの力を大規模かつ最大限に引き出すために、組織はビジネスユーザーを実装に参加させる必要があります。MuleSoftの自動化およびインテグレーションソリューションにEinsteinを搭載することで、組織内のすべてのチームがAIを使用してシームレスな顧客エクスペリエンスを構築し、推進できるようになります。」– VP、プロダクトマネジメント、ヴィジェイ・パンディアラジャン(Vijay Pandiarajan)

しかし、このすばらしいテクノロジーの力を大規模かつ最大限に引き出すために、組織はビジネスユーザーを実装に参加させる必要があります

Salesforceプロダクトマネジメント担当VP、ヴィジェイ・パンディアラジャン(Vijay Pandiarajan)

提供時期

  • MuleSoft Intelligent Document Processing (IDP) は、現在パイロットを実施中で、2024年4月末に一般提供予定です。日本での提供は未定。
  • Einstein for Intelligent Document Processing (IDP) は、2024年の第3四半期に一般提供されます。日本での提供は未定。
  • Einstein for Flowは、2024年6月に一般提供予定です。
  • Anypoint Code Builderは一般提供されており、すべてのお客様が利用できます。(日本語でのサポート提供は未定)
  • Einstein for Anypoint Code Builderは、現在ベータ版です。
  • Anypoint Accelerator for Healthcare(PHIデータクレンジング)は、2024年5月に一般提供予定です。
  • Observability with Anypoint Monitoringは、一般提供されており、すべてのお客様が利用できます。

詳細情報(英語)

  • MuleSoft Intelligent Document Processingの詳細情報はこちら
  • MuleSoft Anypoint Code Builderの詳細情報はこちら
  • Anypoint Code Builder for Desktopはこちら
  • MuleSoft Accelerator for Healthcareの詳細情報はこちら
  • Anypoint Monitoringの詳細情報はこちら

Salesforceについて
Salesforceは#1 AI CRMです。CRM(顧客関係管理)+AI+データ+信頼を Einstein 1という一つの統合プラットフォームで実現することで、全く新しい方法で顧客とつながることを可能にします。Salesforceの詳細については、salesforce.com/jp をご覧ください。

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