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Salesforce、TableauのAIによる分析とビジュアライゼーションをより多くのユーザーに提供する複数の新機能を追加

PulseとEinstein CopilotはAI機能を搭載し、より多くの業務担当者にTableauを活用する機会を提供するとともに、ITチームにはスケールと成長をサポートする新たなオプションを提供
ソニー・ミュージックソリューションズがTableau Pulseの英語版をパイロット採用、ファンクラブやEコマースサイトのデータ分析に活用 業務効率化を実現
Tableau Desktop Public Editionにローカルファイル保存機能が追加
新しい拡張性とユーザビリティ機能が、さらに多くの人々にアナリティクスの力をもたらす

※当資料は、2024年4月30日に米国で発表されたTableau Conference Welcomes 8,000 Attendees to Sold-Out Event, Announces Platform Improvements to Help People See, Understand, and Act on Dataを日本向けに再編集したものです。本資料の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先されます。


株式会社セールスフォース・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役会長 兼 社長 小出 伸一、以下 Salesforce)は、AIによってパーソナライズされた自動インサイトを提供し、データをより多くの人々に届けるTableau Pulseと、自然言語のプロンプトによりすべてのビジネスユーザーのデータドリブンな意思決定を支援するEinstein Copilot for Tableauの新機能を発表しました。


重要な理由:現在、データを使ってビジネス上の意思決定を行っていると答えた従業員は、わずか30%です。すべての従業員がビジネスの成長に役立つデータを活用できるようにするために、分析をより親しみやすく、自動化を取り入れてより使いやすいものにして、データに基づくレコメンデーションによってビジネスを推進する必要があります。Tableauは、その参入障壁を下げる機会がAIであると捉えています。Forrester Researchの2024年のレポートによると、AIテクノロジーを取り入れている組織のデータおよび分析の意思決定者の59%は、AIを業務で使用することで大幅なコスト削減が実現したと報告しており、47%は収益を生み出すAIベースのデータ製品を所有していると回答しています。また、AIによってデータ操作がより身近なものになるにつれて、その影響はアナリストから事業部門の業務担当者にまで広がっています。

Tableau Pulseは、ユーザーのパーソナライズされた一連のKPIに基づいて、インサイトを自動的に識別して提供します。ユーザーは、これらの結果を電子メール、チャット、モバイルデバイスで受け取り、重要なメトリクスの発見、インサイトの獲得、質問、およびデータを実際のビジネスコンテキストに結び付けることを容易にします。

Tableau Pulseの追加機能の一部は以下の通りです。

  • “Ask”Q&Aは、誰もが自然言語を使用してメトリクスを探索するのに役立ちます。たとえば、マーケティング幹部が「私のキャンペーンのリードジェネレーションに、最も貢献しているのはどの市場か?」と尋ねると、Tableau Pulseはそのメトリクスのインサイトを、Slackなどのマーケティング幹部が好むコミュニケーションプラットフォーム、電子メール、またはモバイルデバイスに直接表示します。
  • Metrics Bootstrappingを使用すると、Tableauダッシュボード内で作業しているユーザーは、Tableauのメトリクスレイヤーに計算を保存でき、時間の経過とともに情報を追跡および監視できます。これにより、Tableau Pulseは、これらのメトリクスに基づいてプロアクティブなインサイトを生成し、ユーザーに提供します。たとえば、データがポジティブな方向に推移しているかどうかや、そのトレンドを引き起こしている要因などを通知します。


顧客の視点:

株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ(以下、ソニー・ミュージック)は、アーティストのファンクラブサイトと Eコマースサイトのデータ分析においてTableau Pulseのパイロットプログラム(英語)に参加しました。

ソニー・ミュージックでは、100を超えるファンクラブサイトやEコマースサイトを運営していますが、Tableau Pluseの導入前は、データストラテジーオフィスの専任メンバーがわずか3名で、ダッシュボードでのチャート作成や各ウェブサイト担当者とのやり取りに多くの時間を費やさなければならない状況でした。

Tableau Pulseを導入することで、ダッシュボードを即座に作成しデータ分析により多くの時間を割いたり、通常は数時間を費やす定例会議のエクセルによるデータ作成がなくなり、業務効率が改善されました。また、データ分析業務が中心のデータストラテジーオフィスではTableau Creatorを、取材やコンサートの対応などの分析する時間が少ないファンクラブ運営担当者は、Tableau Viewerを活用するなど、チームのニーズに合わせた分析環境を整えることができました。

「Tableau Pulseを導入したことで、ダッシュボードを作成する時間を短縮することができ、その短縮できた時間をより深い分析のために使う事ができるようになるなど、全社的な業務改善につながる期待を感じています。データ分析とマーケティング業務が主であるデータストラテジーオフィスの業務効率が直接的に改善されるだけでなく、業務担当者自身がダッシュボード上で容易にデータを確認できるため、今後、幅広く適用が進むと会議のための資料作成などの業務負荷が削減されて行くと思います。また、ビジュアライゼーション機能の充実により、業務担当者はグラフ作成の手間を大幅に削減でき、かつ、チーム内で同じ集計データをダッシュボード上で共有・確認することができます。見落としがちなデータのわずかなトレンドのインサイトも通知してくれるため、Tableau Pulseの今後の成長に合わせてより深い検証に基づいた意思決定につなげる事ができると思います」– 株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ デジタルプロデュース本部 ITストラテジーオフィス 次長 兼データストラテジーオフィス 次長 久慈道晃史氏、データストラテジーオフィス 梅田佳奈氏

Einstein Copilot for Tableauは、現在ベータ版として提供されており、初心者のアナリストや、データ分析を通常業務で行わないユーザーが、AIの支援を受けてデータを調査し、視覚化できるようにします。

Einstein Copilot for Tableauの追加機能の一部は以下の通りです。

  • AI支援によるデータ変換:アナリストがワンクリックで実行できる段階的な提案により、データ変換パイプラインを自動化できます。たとえば、ユーザーは「この製品のレビューを見て、どのレビューが最も良いかを判断するのを手伝ってほしい」というようなプロンプトを入力できます。Einstein Copilot for Tableauは、アナリティクス用のデータを準備するのに必要な手順をユーザーにガイドします。
  • Einstein Copilot for Tableau Catalogを使用すると、データソースの検索と探索を容易にするために、データの説明を自動的に生成できます。たとえば、ホスピタリティ業界で働いている人が旅行に関するデータの「Draft with Einstein」をクリックすると、データソースのメタデータとフィールド名を使用したデータの詳細な説明を受け取ることができ、他のアナリストはこれらのアナリティクス情報を簡単に参照できるようになります。

Hyperforceが、IT部門が組織全体でTableauを拡張するための新たな選択肢を提供

Tableauは、システムを管理するIT管理者のサポートなしに、すべてのユーザーに新しいAI機能を展開することはできません。Tableau Cloudは、2024 年秋にSalesforceの信頼性の高い最新のクラウドインフラストラクチャであるHyperforce上に構築された Salesforce の AWS インフラストラクチャに移行します(日本での移行時期は現在未定)。これにより、より迅速な製品開発が可能になり、コンプライアンスの強化やセキュリティとプライバシーの向上、利用できるリージョンの拡大を実現します。

  • Hyperforceは、新しい地域やデータセンターへの拡張を迅速にすることで、Tableau Cloudの可用性とアジリティを向上させます。Tableau Cloudは、Tableauの主要な分析向けSaaSプラットフォームであり、お客様がTableauのAI主導の分析機能をすべてのユーザーに展開するにつれ、大規模で複雑な企業での導入がますます増えています。Tableauは、Hyperforceを活用してこのプラットフォームの成長を加速させています。これにより、データを自国でホストする必要があるお客様を支援し、FedRAMPなどの追加のコンプライアンス認証の取得をより容易にします。

Tableau Desktop Public Editionの機能を拡張 デスクトップへのローカル保存が可能に 

Tableauは、次世代のデータアナリストの育成に投資しており、アカデミックプログラムでは、2011年以来320万人の学生や教師に無料のソフトウェアと学習リソースを提供してきました。オンラインでデータビジュアライゼーションを探索、作成、公開共有するための無料のプラットフォームTableau Publicでは、950万以上のワークブックが公開されており、アナリストがスキルを磨き、データへの情熱を表現するために利用されています。誰もがデータを見て理解し、行動するのに役立つプラットフォームを作るというTableauのミッションをさらに推進するため、Tableau Desktop Public Editionの機能を拡張し、ユーザーがデータを安全に操作してデスクトップにローカル保存したり、Tableau Publicのコミュニティとオンラインで共有したりできるようになりました。これにより、さらに多くの学習者やデータ愛好家が、自分にとって重要なデータを探索できるようになります。Tableau Public Desktop Editionは、現在日本で利用可能です。

提供時期:

  • Tableau Public Desktop Editionは、現在日本で利用可能。
  • Einstein Copilot for Tableauは、Tableau Cloud上で限定ベータ版として提供されており、日本での一般提供は2025年7月末を予定。
  • Tableau Pulseは、現在英語版のみ提供中で、日本での一般提供は2025年1月末を予定。
  • Tableau Cloud on Hyperforceは、2024年秋に移行予定。日本での一般提供時期は未定。

詳細情報:

本記事、または公式に言及されている未提供のサービスや機能は現在利用できないものであり、予定通りに、または全く提供されない可能性があります。お客様は、現在利用可能な機能に基づいて購入をご判断くださいますようお願いいたします。

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