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BoxとSlackがパートナーシップを拡大 Slackで利用可能なBox AI機能を提供

何千社もの顧客がBoxとSlackの連携により、コンテンツの安全なコラボレーションを実現

※本記事は2024年7月31日に米国で公開されたBox and Slack Expand Partnership with the Launch of Box AI in Slackの抄訳です。本記事の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先されます。また、本発表の原文は Business Wireに掲載されています。


BoxとSalesforce CompanyのSlackは、企業のコンテンツにセキュアなAIを導入し、組織の働き方を変革するためのパートナーシップ拡大を発表しました。両社の顧客は、Box AIの無制限のクエリに直接アクセスができるようになり、これまでと同じ場所でBoxのファイルから重要な質問に対する回答や最新のインサイトを得ることが可能となります。また、両社は、Slack上でのBoxファイルのダイナミックでセキュアなファイルプレビュー、2つのプラットフォーム間でのワークフロー自動化の改善など、連携機能の強化も発表しました。

Boxの共同創業者兼CEOであるアーロン・レヴィ(Aaron Levie)は、次のように述べています。

「今日、企業はコンテンツに潜在する貴重なインサイトを引き出すAIの可能性を認識しています。Elf Cosmetics、Mast-Jägermeister SE、Wasserman Media を含む数千もの顧客がすでにBoxとSlackを連携して活用しており、信頼できる単一のコンテンツを維持しながら、双方のプラットフォームで簡単にドキュメントを共有し、コラボレーションに取り組んでいます。この度のパートナーシップの拡大により、AIの世界にも同レベルの相互運用性と複数プラットフォームでの利便性を実現いたします。お客様向けのプレゼンテーション、法的な契約書、予算表、その他どのようなファイルでも、Slack環境を離れることなく、Box AIを活用してインサイトや回答を得ることができます。セキュアなエンタープライズグレードのAIを仕事で利用することが、かつてないほど簡単になりました。」

SlackのCEOであるデニース・ドレッサー(Denise Dresser)は、次のように述べています。

「世界有数の規模を誇る企業がSlackを利用し、従業員、プロジェクト、データ、ナレッジ、カルチャーを一つの会話型インターフェイスに集約しています。SlackとBoxの相互運用性が向上したことで、企業は組織全体のファイルを簡単に連携し、最も重要なビジネス成果を加速させるアクションを取ることができます。この連携は、企業が次世代のAIエージェントやアプリケーションのために、AIを活用した業務アプリケーションとしてSlackを活用していることを示す最たる例と言えるでしょう。」

この連携は、企業が次世代のAIエージェントやアプリケーションのために、AIを活用した業務アプリケーションとしてSlackを活用していることを示す最たる例と言えるでしょう

Slack CEO デニース・ドレッサー(Denise Dresser)

いまや企業は、生産性を向上させるために、強力なワークプレイスツール、AIエージェント、アプリケーションを、実際に業務が行われている状況で利用できるようにする必要があります。Slackの会話型インターフェースと2,600以上のサードパーティ製アプリケーションを備えた拡張可能なプラットフォームにより、従業員は既存の仕事のコンテキストで最も重要なビジネスプロセスに取り組むことができます。AIを搭載し、Slackと連携されたBoxのインテリジェントなコンテンツクラウドは、仕事の流れの中で、個々のチームが必要とする独自の方法で、企業コンテンツを活用し、検索する環境を顧客に提供します。

Metrigyでプレジデント兼プリンシパルアナリストを務めるアーウィン・レイザー(Irwin Lazer)氏は、次のように述べています。

「Metrigyの調査によると、チームのコラボレーションは仕事の中心になりつつあります。SlackとBoxを統合することで、顧客は一元化された場所で仕事をこなすことができるようになります。また、この連携により、セキュリティとコンプライアンス要件に合致した1つのユーザーインターフェイスで、AIを活用してコンテンツから価値あるインサイトを得ることができます。」

本日よりSlackから無制限のBox AIクエリが利用可能に

Box AIは、顧客の最も重要なビジネスの情報に対して、学習することなく、強力な大規模言語モデルを導入しているため、インサイトの発見やコンテンツにまつわるワークフローの自動化を実現します。Box AIをSlackで提供することで、Enterprise Plusプランの顧客は無制限のAIクエリを利用し、Slackのチャンネルやスレッド内で送信されたBoxファイルに対して直接質問をしたり、重要なインサイトを引き出したりできるようになりました。Box AIはBoxに組み込まれた権限によって管理されるため、ユーザーは自分がアクセスできるファイルにのみアクセスし、そこから回答を得ることができます。Slack内のBox AI機能により以下のような業務が実現されます。

  • マーケティング部門は、Box AIを使ってSlackのチャンネル上で詳細な市場分析レポートから重要なインサイトを得ることができます。
  • 営業部門は、Box AIを活用して、Slackで共有されたお客様向けのプレゼンテーションで新機能を訴求することにより、チームメンバー全員が最新情報を入手し、お客様との関わりを改善することができます。
  • 法務部門は、Slackで共有された契約書の中で、重要な条項や条件、義務事項をBox AIに特定させることが可能です。
  • オペレーション部門は、Box AIを活用し、Slackチャンネルで投稿された予算から重要なポイントを抽出し、共有するように依頼することで、経営資料の効率的な更新をサポートし、財務目標との整合性を確保することが可能です。
  • 人事部門は、Box AIを活用して、Slackチャンネルで共有されている従業員エンゲージメント調査の結果を要約し、傾向や改善点を迅速に特定することで、効果的なアクションプランの作成や職場文化の向上に役立てることができます。

本日よりBoxとSlackの強化された連携が利用可能に

Slack内のBox AI機能は、両社がこの1年間で提供してきたイノベーションをもとに構築されており、顧客がBoxとSlackをより簡単に併用できることを目指しています。以下の新機能も追加されました。

  • ダイナミックでセキュアなファイルプレビューにより、両社のユーザーはSlackチャンネルから直接、PDF、スプレッドシート、スライド資料を含むBoxドキュメント全体の最新バージョンをプレビュー、スクロール、表示することができます。ファイルへのアクセスや操作は、Boxに組み込まれた権限によって管理されています。
  • コンテンツカードをリアルタイムに読み込むことで、Slackで共有されたBoxファイルの変更が数秒で反映され、Boxファイル自体の変更に合わせてSlackで共有されたファイルが更新されるため、ユーザーエクスペリエンスが向上します。
  • Box for Slackワークフローの機能強化により、SlackユーザーはBoxコンテンツを組み込んだワークフローをコードなしで作成でき、チームはSlack内で直接Boxコンテンツを含むビジネスプロセスを自動化できるようになります。
  • 管理権限委譲の更新により、SlackのBoxアプリへのログインと承認が効率化され、連携の展開がより迅速かつ簡単になりました。
  • Box、Slack、Salesforce間のコンテンツワークフローの改善により、両社のユーザーはすべてのアップロードのデフォルト保存場所としてBoxを選択できるようになり、SlackチャンネルとSalesforceアカウントをマッピングされた同じBoxフォルダ構造に接続できるため、コンテンツが3つのプラットフォームすべてに反映され、重複が解消されます。

Slalom社でSalesforce Industriesのマネージングディレクターを務めるシヴァーニー・マジェスキー(Shivani Majewski)氏は次のように述べています。

「コラボレーションとコンテンツをシームレスに統合するSlackとBoxのパートナーシップは、AI時代の企業ニーズの根幹をなすものと考えます。顧客は、AIを活用してビジネスプロセスを加速させるソリューションの構築を望んでいます。Box AIを使って組織内の何百万ものファイルから重要な情報を抽出し、そのインサイトを使ってSlackで協働ワークフローを構築することで、金融サービス、小売、メディア、エンターテインメントなどの業界で日々行われているビジネスプロセスの価値と効率が向上するでしょう。」

価格と提供時期

Box AI for Slack連携における無制限のエンドユーザークエリは、BoxのEnterprise Plusプランを契約しているSlackのすべての顧客が本日より利用できます。また、BoxとSlackを利用しているすべての顧客が、BoxとSlackの追加された連携機能を本日より利用できます。顧客はこちらのSlack App DirectoryからBox for Slack連携機能を追加することが可能です。

Boxについて

インテリジェントなコンテンツクラウドを提供するBox (NYSE: BOX)は、企業がコラボレーションを促進し、コンテンツのライフサイクル全体を管理し、重要なコンテンツを保護し、エンタープライズAIでビジネスワークフローを変革することを実現する単一のプラットフォームです。2005年に米国で設立され、アストラゼネカ、JLL、モルガン・スタンレーなどを含む大手グローバル企業や日本では約18,000社および日経225の75%の企業の業務効率化を支援しています。

Boxは、カリフォルニア州レッドウッドシティーに本社を置き、米国、ヨーロッパ、アジアに拠点を持っています。株式会社 Box Japan は2013年に設立された日本法人です。

日本国内の情報については、下記のサイト「Box Square」で随時更新しています。
https://www.boxsquare.jp/

Slackについて

Slackは、AI を活用した仕事のためのプラットフォームです。あらゆる業界で企業が迅速に業務を遂行できるよう支援しており、日々数百万もの人々が Slack 上で仕事をしています。会話とコラボレーションを一元化しつつ、業務プロセスを簡単に自動化し、信頼できる生成AIを提供することで、従業員は生産性を高め、ビジネスの成果を上げることができます。SlackはSalesforceの一部として、あらゆるSalesforceソリューションに深く連携されており、豊富なデータとインサイトによって、営業、サービス、マーケティング部門全体にわたる生産性を大幅に向上させます。Slack の詳細と利用開始については、slack.comをご覧ください。

Salesforceについて

Salesforceは、あらゆる規模の企業が AI時代に向けてビジネスを再構築できるよう支援します。Salesforceの信頼性の高いプラットフォームであるAgentforceを利用することで、企業は人とAIエージェントをつなぎ、AI、データ、アクションを原動力としてビジネスを成功に導くことができます。詳細は salesforce.com/jp をご覧ください。

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