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Salesforce、クラウドネイティブアプリの大規模展開を簡素化するHerokuプラットフォームの最新版を発表

※本記事は2024年12月4日に米国で公開されたSalesforce Delivers Heroku Platform Innovations to Simplify Cloud-Native App Delivery at Scaleの抄訳です。本記事の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先されます。


米国Salesforce(以下、Salesforce) は、クラウド上でモダンアプリケーションの構築、デプロイ、拡張を可能にするPaaS(Platform as a Service)であるHerokuの一連のアップデートを発表しました。 Herokuの最新バージョンは、.NETと統合されたAI開発のサポートにより開発者機能を強化し、Amazon Elastic Kubernetes Service(EKS)、Elastic Container Registry(ECR)、AWS Global Accelerator、AWS Gravitonを含む完全に統合されたインフラストラクチャサービスによりプラットフォームのパフォーマンスが向上し、運用が容易になります。また、Kubernetes、Open Container Initiative(OCI)、OpenTelemetryにより容易にオープンソースの標準に準拠できます。

重要な理由:組織は、顧客のニーズに迅速に対応し、新たなデジタル収益源を提供し、社内プロセスを最適化する必要に迫られています。 同時に技術者は、AI機能を採用し開発チームの生産性を向上させながら、インフラ、クラウドネイティブ技術、開発者ツールといった、ますます複雑化するテクノロジーの状況に対応しなければなりません。こうしたプレッシャーは、ソフトウェア・デリバリーのライフサイクルにおける摩擦とリスクを増大させています。

  • 84%の組織がコアプラットフォームインフラとしてKubernetesを使用または評価しているが、大規模な採用には、広大で複雑なエコシステムからポイントとなるテクノロジーを選択し統合する必要があります。(出典: CNCF 2023調査、英語)
  • 46%の組織が、経験豊富な人材の不足や、セキュリティ、モニタリング、可視性に関する専門知識の欠如により、クラウドネイティブの採用を成熟させることに課題を抱えています。(出典:CNCF 2023調査)
  • CIOの84%はAI技術をビジネスに取り入れることが優先事項であると述べています(英語)が、複雑さのために完全に実装しているのはわずか11%に過ぎません。

製品の特徴:Herokuプラットフォームは今回のアップデートにより、開発プロセスに追加のプログラミング言語とAIを適用することで、これらの課題に対応しています。 これらのプラットフォームのアップデートは、セキュリティ、パフォーマンス、柔軟性を強化するためにオープンソースの標準に準拠しながら、統合されたプラットフォームインフラとAIサービスを強化、拡張します。

強化した点は以下の通りです。

  • Node.js、Java、Python、Go、Ruby、PHP、Scala、Clojureなど、すでにサポートされている言語に加え、.NETのサポートが追加され、開発者のエクスペリエンスが向上します。
  • Amazon Bedrockを含むマネージド推論により、AIアプリのデリバリーを加速し、開発者のAIおよび基礎モデルの使用を簡素化し、合理化します。
  • ネイティブなDevOpsインフラストラクチャと自動化により、グローバル規模でのプラットフォームの回復力とパフォーマンスを容易に実現します。本リリースにより、Amazon Elastic Kubernetes Service(EKS)、Amazon Elastic Container Registry(ECR)、AWS Global Accelerator、AWS Gravitonを含む主要なAWSサービスがHerokuに統合されています。
  • クラウドネイティブ、オープンスタンダードに基づいた基盤は、クラウドネイティブ戦略へのアライメントを促進し、Kubernetesコントロールプレーン、Open Container Initiative(OCI)、Open Telemetryベースのモニタリングと可視性の拡張性に適合します。

Salesforceの視点:HerokuのCTO兼SVPであるゲイル・フレデリック(Gail Frederick)は、次のように述べています。「HerokuはPaaSのパイオニアであり、優れたユーザーエクスペリエンスとは何かを定義しました。 開発者や運用担当者が、インフラの整備に時間を割くのではなく、ビジネスに差別化をもたらす価値の提供に集中できるよう支援しています。次世代Herokuプラットフォームでは、このリーダーシップを継続し、クラウドネイティブのアプリケーションとAIアプリケーションに最も堅牢なプラクティスを提供します。 Herokuでは、お客様が構築、デプロイし、残りの作業は私たちが引き受けます」

提供時期:

  • 新しいHerokuプラットフォームは現在パイロット版を提供しており、2025年初頭に一般提供予定です。
  • Heroku AIは現在パイロット版を提供しており、2025年初頭に一般提供予定です。
  • .NETでサポートされる機能は、現在パブリックベータで提供しており、2025年1月に一般提供予定です。詳細はこちら(英語)

クイックファクト:

Herokuは2007年に設立され、2010年にSalesforceが買収したクラウドアプリケーションプラットフォームのリーディングカンパニーです。

  • 6,500万以上のアプリがHeroku上で構築されています。
  • 毎日650億以上のリクエストがHeroku上で処理されています。
  • 3,800万以上のデータストアがHeroku上で作成されています。
  • Heroku Elements Marketplaceでは、200を超えるエコシステムのアドオンサービスを提供しています。

詳細情報:

  • 新しいHerokuプラットフォームの詳細は、こちら(英語)。
  • Herokuプラットフォームのパイロット版登録は、こちら(英語)。
  • Heroku AIパイロット版への登録は、こちら(英語)。

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